こんにちは!東京都立川市を拠点とした多胎支援団体SwingRing~ふたご応援プロジェクト~代表のMioです。本日2回目は、多胎サークルの現状についてお話したいと思います。私達関東多胎ネットは、関東の多胎サークル24団体の集合体です。そのほとんどが、当事者により立ち上げられた自主的なサークルです。2018年1月に愛知県豊田市で起きた「三つ子次男虐待死事件」をきっかけに「このままではいけない」「なにか私にも出来ることを」と、立ち上がったサークルも多くあります。しかし、多胎サークルの置かれた現状は厳しいものです。まずは、多胎育児者を集めておしゃべりできる場所を探すことから困難を極めます。市区町村のもつ子育て支援センターや広場は、利用の競争率も高く、市に認められた約5名以上の登録団体にしか貸すことが出来ません。「今度の土曜日に貸して下さい」「はい、わかりました」とはならないのが現状です。飲食店に双子を連れて行くのは困難、公園は目が離せず、情報獲得のための話すら出来ない…など、の壁にぶつかります。また、サークル運営者が無償のボランティアで行っているという事にも次第に問題が発生してきます。会場の申請、参加者の把握、イベントの企画・運営など、見えない家事のように細かな作業も実は多いサークル運営。運営するパパママ達が、いち参加者としても参加できる乳幼児期は、自分自身にもメリットがあり、育休中であるなどの理由から比較的負担に感じるパパママは少ないように思います。しかし、自身の双子が成長し、仕事に復帰すると、平日は家事育児に追われ、土日はたまった家事や用事を済ませることに追われるため、無償ボランティアのサークル運営は優先順位が低くなり、手が回らなくなるのです。無償の活動のため、他のメンバーに負担のある運営の引継ぎをお願いすることをためらい、次第に自然消滅してしまうサークルはとても多くあります。多胎サークルは、10年以内に46%が休止していると言われます。関東多胎ネットでは、サークル運営相談も行っております。ZOOMでのおしゃべり会開催のコツ、行政へのアプローチの方法、ぶつかった壁をどう乗り越えたかなど、蓄積した情報を共有することで、サークルを継続的に運営できるようにサポートしています。各地域でサークル活動が根付く事は、当事者のメリットになるだけでなく、関東多胎ネットのピアサポート活動をスムーズに行うことにも繋がります。サークル活動支援は、関東多胎ネットの事業の一つとして、これから先も大切にしたい活動です。クラウドファンディングは残り1日!泣いても笑っても、残り1日です!「子育てしやすい社会の実現」に向けて、皆様のご支援を最後までよろしくお願いいたします。クラウドファンディングサービスでの支援方法がわからない方がいらっしゃいましたら、関東多胎ネットまでご一報いただけましたら幸いです。email: kanto.tatai.net@gmail.com
子育て の付いた活動報告
こんにちは!本日は東京都立川市を拠点とした多胎支援団体SwingRing~ふたご応援プロジェクト~のMioです。クラウドファンディングも残りあと2日!この24時間で、なんと40名近くの方々にご支援頂いております!関東多胎ネット内でも、感動の嵐が巻き起こっております。どうか、どうか皆様のご支援を心よりお願い申し上げます!本日1回目の記事は、企業様より頂いた応援メッセージです。ふたごみつご育児にまつわる子育ての大変さは、経験した当事者ではないと計り知れないものだと思います。関東多胎ネットのご活躍を祈念し、多胎育児の大変さや孤独、不安を共有して、頼れる場所ができ、誰もが子育てがしやすい社会になることを期待しています!株式会社シーズプレイスみらいのたね保育園コペルプラス西国分寺教室何度も同じことの繰り返しとなってしまいますが(それだけ大切なんです!)関東多胎ネットでは、多胎ネットとして行政・医療・福祉など各機関を巻き込んだ、支援の提供を目指そうとしています。しかしその部分だけを見ていくわけではありません。今回メッセージを頂いた株式会社シーズプレイスさんのように、企業主導型の保育園や発達課題を持つお子さんを支援する教室の運営なども「育児支援」の一つ。多様なスタイルで「子育てしやすい社会」に寄与されている企業様や法人様は沢山いらっしゃいます。私達は、そんな方々ともお話する機会を頂いています。「多胎育児者」である私たちの想いに耳を傾け、共感して下さり、ご支援下さる方々がいらっしゃることに深く感謝しながら、企業様とも連携し、より大きな支援の輪にしてゆけたらと考えております。クラウドファンディング終了まであと2日!泣いても笑っても、あと2日しかありません。どうか、どうかご支援頂きますよう、心よりお願いを申し上げます。クラウドファンディングサービスでの支援方法がわからない方がいらっしゃいましたら、関東多胎ネットまでご一報いただけましたら幸いです。email: kanto.tatai.net@gmail.com
多胎ネット代表理事の水野かおりです。クラウドファンディングも残り13日。ご支援いただいた金額は80万円を超え、目標金額の約53%となっています。お孫さんが双子の方、子育て中で児童館やママ向けのイベントで多胎の親をあまり見かけたことがないという方、虐待死の悲しいニュースに心痛めていますという方。様々な立場の方に現状を知っていただき、応援いただいていることに本当に感激しています。昨日はメディアの方に私たちが実現したいこと、とくにピアサポート事業について取材していただきました。記事が出ましたらまたご報告いたします。関東多胎ネットのメンバーは、多胎に限らずみんなが育児しやすい社会になるよう願っています。本日はそれって具体的にどういうこと?という、私なりの考えを書かせてください。生後7ヶ月から海外生活私は夫の仕事の都合で双子が生後7ヶ月の頃から半年フランスで、さらに半年イギリスで生活していました。その話題になると決まって「双子ちゃんで海外生活なんで、ものすごく大変だったでしょ!!」と言われるのですが、、実は私はこの海外での一年間、とても楽しかったのです。もちろんもともと外国生活が好きということもあるのですが、それ以上にこの二つの国で「子育てしやすい社会ってこういうことか!」と実感したのです。「子育ては社会全体でするもの」 「こどもは国の宝」例えばフランスでは母親と同じく、出産時の父親休暇(育休ではなく産休!)制度があります。現在サラリーマンの父親の約70%が産休を取得。2021年7月からは義務化され100%となる見込みです。私の住む街では母親は育休が短く、生後2-3ヶ月で母乳もやめて社会復帰する方が多くいました。その是非はおいておいて、だからこそ「女性が一人で子育てする」という状況がかなり少なく、産後ケア、ベビーシッター、家政婦、保育所が利用しやすく、液体ミルクや市販の離乳食を使うのも当たり前でした。パウチにそのままスプーンがついていたり、とにかく利便性が高い。手作り神話はありません!手軽に買える値段の液体ミルク。乳首を上につけて常温のまま使える。近所のドラッグストア。新生児期から月齢ごと、体調にあわせたもの(便秘/下痢)、オーガニックなど、粉ミルクや液体ミルクの種類が豊富。ある日私が一人抱っこ紐、一人ベビーカーでバスに乗ると、すぐにおばあさんが席を立って「あなた座らないとだめ!!子供は社会の宝よ。私がベビーカーを支えているから!」と、降りるまでずっと助けてくださいました。嬉しくて座った席からこそっと写真を撮りました。「必要な人に手を差し伸べるのはあたりまえ」地下鉄に乗る時も、エレベーターどころかエスカレーターもない駅が多かったのですが、ベビーカーを持って階段を運んでくれる人、狭い改札の上をひょいっと持ち上げて通してくれる人が絶対にいました。しかもお礼を言う暇もないぐらい(私はめちゃくちゃ嬉しくてメルシー!を連発してましたが)颯爽と去っていきます。息を吸うように当たり前にベビーカーを運んでくれる方々が、かっこよくて素敵でした。イギリスはもう少し日本に近く、母親が育休を長くとるスタイルが多いかなと感じましたが、子供向けの設備が素晴らしく、外に飛び出さないよう柵のある公園、怪我をしにくい柔らかな地面、温かみのある木の施設、様々な方が遊べるインクルーシブな遊具などがありました。ここでも満員のバスからわざわざ人が降りて、双子ベビーカーの場所を作ってくれたり、「子育ては大変な仕事よ。あなた素晴らしい仕事をしているわ。ありがとう」と声をかけてもらったりしました。バスの車椅子スペースは椅子を跳ね上げなくても使えました「社会の認識が変わるだけで子育てしやすくなる」もちろん日本でもヨーロッパでもどこでも、様々な価値観の人がいて、国や地域だけでひとくくりに話すことはできません。ハード面では日本はダントツに便利です。エレベーターはたくさんあります。でも帰国した私は人の無関心さに傷つき、子育てする親の孤独感をより強く感じ、「子育てしやすい」とは思えませんでした。 私がこの二つの国で体感した「母親の息苦しさ孤立感が少ない環境」、「手が必要な時にすぐに助けてくれる人がいる安心感」、「男性も女性も同じ親であり社会が子供を育てる」ということ。これが日本にもっと広まってくれることを強く願っています。老若男女問わずお互いに関心を持ち、違いを認め合い、必要な時にできる人が手を貸し、そして社会があたたかく見守る。そうすればふたごもみつごも、年子も多子も、様々なバックグラウンドを持った家庭が、安心して子育てできる。子育て家庭だけではなく、様々な立場の人が生きやすくなる。私はそう信じています。camp-fire.jpふたごみつごファミリーが安心して楽しく育児できる支援団体をつくりたい!関東多胎ネットチャレンジ支援する¥807,500122 人残り 13 日