今回紹介するのはシロサイです。
のんほいパークのシロサイは3頭仲良く寝転がっていたりして、基本的に単独行動のサイにあって仲良くしている姿はとてもホッコリします。
あと、看板に名前を呼ぶと来るかもしれません
という人懐っこいのもとっても魅力的。
シロサイと書かれていますが多分ミナミシロサイなんですね。
多分ミナミシロサイと言い切れるには理由があります。
シロサイにはもう一種キタシロサイがいます。
しかしこのキタシロサイは
2018年にオスのスーダンが死んだことによって
地球上にはスーダンのお嫁さんと娘
NajinとFatuというメス2頭になってしまったからです。
2019年の夏に名古屋市科学館で開催された夏休みの企画展『絶滅動物研究所』でもスペシャル映像として実際に動く二頭を見て感涙する中川翔子さんの映像をご覧になった方も多いはずですね。
現在キタシロサイは野生絶滅種(EW)。
しかしミナミシロサイは準絶滅危惧種(NT)であり
絶滅危惧種というカテゴリーには入りません。
しかし今回ご紹介したかったのはサイが抱える運命というもの。
サイには漏れなく立派な角が付いていますね。
太古の時代からその角が薬になると信じられて
それが今なお狙われて数を減らしています。
シロサイと同じアフリカにいるサイであるクロサイは
1960年〜2010年の間に
個体数を95%減らしたと言います。
そのほとんどが角狙いの密猟者。
上述のキタシロサイは
いまなお、24時間365日レンジャーに守られて生活しています。
それはまだ密猟者がいるからです。
しかし角は効能があるのでしょうか?
成分は人間の髪の毛や爪と同じです。
そのむかし
猛獣・大きな動物はほとんど漏れなく信仰の対象になっていました。
原始的な信仰には野生(人間界とは境界を別にする野生という世界)を体内に取込むことで体が強くなる、病が治るなど信じられていました。
しかしいまは成分もわかっています。
髪の毛や爪と一緒なんです。
しかし、古くから解熱作用があり、麻疹の熱とりにも使われると言います。
また密猟者たちは資本家たちに「エイズに効くから」と言われて
自分の命も危険に晒す密猟に手を染め食いつないでいるのです。
誰が悪いのでしょうか?
多分現地の密猟者は、食べるためにやっているのだろうと思います。
しかしそれを指示する人受け取り市場に流す人
儲けのからくりはそこにあるのです。
それが古めかしい工芸品になり
それがいかにもワシントン条約以前に購入していた角を粉末にした
という漢方薬になっているというわけです。
欲する人がいるから
殺されるという循環は終わらないのです。
いまでも漢方薬のサイトを見ると
「犀角」として紹介され販売されていることもある。
私はその感性にゾッとします。
https://camp-fire.jp/projects/view/335009
クラウドファンディングも残り17日。
みなさまご支援よろしくお願いいたします。
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