動物の物語②/コツメカワウソ
++
今日ご紹介するのはコツメカワウソです。
SNSで◎ーたんとか、◯ちゃん&●ちゃんとか、TwitterやInstagramでの人気者いっぱいです。
コツメカワウソかどうかは不明ですが、名古屋では首輪を付けて街中を歩かせたり肩に乗せたりして散歩させている御仁もいます。
SNSには「可愛い」の声が溢れ、あるテレビ局では派生した冠番組があるほどですね。
コツメカワウソには社会性があり、一緒に住むものと仲良くするという性質の側面があります。
だから家で買っても、「キューキュー」という鳴き声はイヌや鳥ほど大きくなく、またコンパニオンドッグのように横にいて甘えてくれるので飼いたくなるのもわかります。
しかし、コツメカワウソはVU(危急)というカテゴリーの絶滅危惧種です。
多分買える道理があるのでしょうが
私には飼うという理由がわかりません。
多分人気のカワウソSNSは軒並みフォロワーが何十万人とおり
写真集になったり、SNS収入になったりするはずです。
飼っている人は当然絶滅危惧種であることは知っているでしょう。
しかし見ている人はほとんど知らないはず。
しった前提で見るとどう見えるでしょうか?
ペットとして飼う。
トラやライオンをメットとして飼う。
あと地球上に2頭しかいないキタシロサイを飼う。
違うことでしょうか?
私は同じに思えてなりません。
東南アジアでは、2015年~2017年に59頭もの生きたカワウソが、密輸される途中で押収されました。そのうちの、少なくとも32頭は日本に向けられたものだそうです。
ここが、日本がこのカワウソ類の最大の密輸先であるとの指摘がなされている所以です。
SNSで投稿されている方は
多分正当に購入し飼育しているのでしょう。
しかし絶滅危惧種を飼っていいという理屈が
このように密輸市場の温床になっている
それが日本であるということですね。
もういいんじゃないですか?
珍しいペットを飼うということは。
ペットなら保護犬・保護猫を引き取ることで充分じゃないでしょうか。
私はペットショップに行くことができません。
ペットショップのケージにいる子犬や子猫を見ると、いつも売れ残ったらどうなっちゃうんだろう・・・と胸が締め付けられます。
当然殺処分センターに行き
それでも飼い主さんが見つからなければ殺処分されてしまうんです。
殺される
という言葉を使われ
処分される
という動詞を使われる。
いかがですか?
「知る」ことで、動物を見る目や、街中にあるものへのモノの見方が変わるはず。
いまからでも遅くなりません。
「知る」ことから始めましょう!
『豊橋絶滅動物園』写真集はそんな「知る」が満載の
子どものための「読み聞かせ写真集」です。
みなさまご支援(支援・拡散)よろしくお願いいたします。
#残り18日
#読み聞かせ写真集
#豊橋絶滅動物園
#知ることからはじめよう
#子どもたちに
#より良い未来を残す
#きっかけづくりの写真集
#よろしくお願いいたします
#のんほいパーク
撮影:松本幸治