※文中に過激な表現があります。ご了承ください。===今日紹介するのは、百獣の王としてどの動物でも大人気のライオン(VU)です。ライオンも絶滅危惧種。ライオンが棲むアフリカは、20世紀末から21世紀にかけて長い間内乱・戦乱などが続き、土地も荒廃し、人々の生活を困窮していたため自然界まで目が向けられませんでした。ライオンの棲むサバンナも例外でなく棲みにくい場所になっていったことと思います。しかし、ライオンは時に============トロフィーハンティング============の対象として合法的に狩られることがあります。トロフィーハンティング(Trophy hunting)。耳慣れない言葉ですが、言って見れば金を払って動物を狩る娯楽としての狩猟です。このトロフィーハンティングをより世間にクローズアップしたのは2015年。ジンバブウェのワンゲ・ナショナル・パーク(Hwange National Park)でも有名なオスのライオン「セシル」がこの娯楽により殺されたことです。Cecil the lion at Hwange National Park in 2010.セシルはまず矢で射られてそのあと傷つきながらも40時間もの間追跡され最終的にライフルで緒殺されてしまいます。そしてその撃った後、記念写真を撮られ皮を剥がれ首を落とされたといいます。しかしこの撃った歯科医師は合法的なのです。どういうことかというと、きちんとスポーツハンティング代金を公園側に支払い撃っているからです。公園は、高額なスポーツハンティング代金を一つの収入としているということが言えます。しかしながらこの歯科医師はネットの世界で総攻撃を受け自らの生活自体そのものが危ういものになったはず。同じようにトロフィーハンティングの犠牲としてキリン、ゾウ、ヒョウなどの動物も狩られています。スポーツハンティング愛好家からすればまさに「一狩りいこうぜ!」を地でいくようなものですが、さてゲームの世界でなくリアルの世界のこととなるとどうでしょう?彼らは言い訳として、公園の維持に貢献しており、ひいては自然の保護の協力していると言います。しかしどうでしょうか?生きている動物を、ゲームとして殺す。例えば、猫をボーガンで射る(野良猫を減らしたいから)野良犬を殴り殺す(子どもたちのとって危険だから)いろんな正統的な理由は付けられますね。いいかどうかは別にして。しかしながら、スポーツハンティングそのものがどうなんでしょうか?戦国時代の鷹狩りならまだしもいまは21世紀。動物の絶滅が叫ばれて既に久しい。今どきそんな趣味・スポーツが許されるということとそれを楽しみとしてとらえること自体信じられません。子どもにどうやって正当性を教えることができますか?別に狩は悪と言っているわけではありません。山に暮らす人、海に暮らす人、川に暮らす人、狩をしながら暮らしている人はこの地球上にたくさんいます。しかし彼らは一様に彼らに感謝し、無駄に殺しはしないし、無くなるような殺し方はしない。感謝を日に捧げ大地に捧げて射ると思うのですね。こういった金持ちの道楽・趣味というものが間接的に自然界を狂わしているということまで想像して欲しいですね。のんほいパークにいるヤングライオンは何を思っているのでしょうか?そんな悲劇と、この雄々しい姿を重ね合わせて見てしまいます。+++++私たちが暮らすということをもっと見つめることができたなら少しでも風向きが変わって彼らが助かるかもしれない・・・のだ。だから「知る」ことが大切なのである。#読み聞かせ写真集#豊橋絶滅動物園#知ることからはじめよう#子どもたちに#より良い未来を残す#きっかけづくりの写真集#残り16日#よろしくお願いいたします#のんほいパーク
VU の付いた活動報告
動物の物語②/コツメカワウソ++今日ご紹介するのはコツメカワウソです。SNSで◎ーたんとか、◯ちゃん&●ちゃんとか、TwitterやInstagramでの人気者いっぱいです。コツメカワウソかどうかは不明ですが、名古屋では首輪を付けて街中を歩かせたり肩に乗せたりして散歩させている御仁もいます。SNSには「可愛い」の声が溢れ、あるテレビ局では派生した冠番組があるほどですね。コツメカワウソには社会性があり、一緒に住むものと仲良くするという性質の側面があります。だから家で買っても、「キューキュー」という鳴き声はイヌや鳥ほど大きくなく、またコンパニオンドッグのように横にいて甘えてくれるので飼いたくなるのもわかります。しかし、コツメカワウソはVU(危急)というカテゴリーの絶滅危惧種です。多分買える道理があるのでしょうが私には飼うという理由がわかりません。多分人気のカワウソSNSは軒並みフォロワーが何十万人とおり写真集になったり、SNS収入になったりするはずです。飼っている人は当然絶滅危惧種であることは知っているでしょう。しかし見ている人はほとんど知らないはず。しった前提で見るとどう見えるでしょうか?ペットとして飼う。トラやライオンをメットとして飼う。あと地球上に2頭しかいないキタシロサイを飼う。違うことでしょうか?私は同じに思えてなりません。WWFの報告では東南アジアでは、2015年~2017年に59頭もの生きたカワウソが、密輸される途中で押収されました。そのうちの、少なくとも32頭は日本に向けられたものだそうです。ここが、日本がこのカワウソ類の最大の密輸先であるとの指摘がなされている所以です。SNSで投稿されている方は多分正当に購入し飼育しているのでしょう。しかし絶滅危惧種を飼っていいという理屈がこのように密輸市場の温床になっているそれが日本であるということですね。もういいんじゃないですか?珍しいペットを飼うということは。ペットなら保護犬・保護猫を引き取ることで充分じゃないでしょうか。私はペットショップに行くことができません。ペットショップのケージにいる子犬や子猫を見ると、いつも売れ残ったらどうなっちゃうんだろう・・・と胸が締め付けられます。当然殺処分センターに行きそれでも飼い主さんが見つからなければ殺処分されてしまうんです。殺されるという言葉を使われ処分されるという動詞を使われる。いかがですか?「知る」ことで、動物を見る目や、街中にあるものへのモノの見方が変わるはず。いまからでも遅くなりません。「知る」ことから始めましょう!『豊橋絶滅動物園』写真集はそんな「知る」が満載の子どものための「読み聞かせ写真集」です。みなさまご支援(支援・拡散)よろしくお願いいたします。#残り18日#読み聞かせ写真集#豊橋絶滅動物園#知ることからはじめよう#子どもたちに#より良い未来を残す#きっかけづくりの写真集#よろしくお願いいたします#のんほいパーク撮影:松本幸治