新型コロナウイルスによる重症化リスクが高齢者において高いことが指摘されることで、結果、自宅に閉じこもる高齢者が増えています。自宅で十分な食事をとらず、さらに人にも会わなくなるなど、悪循環に陥るケースが懸念されています。
東京大学高齢社会総合研究機構の研究によると、コロナ禍で40%以上の人で外出頻度が低下したとのデータを示されました。その中には、週1回未満の外出頻度の人も13%いたそうです。活動自粛により筋肉減弱(サルコペニア)が進行しており、さらに、介護サービスが縮小され、通院できないなどのケースも出ているそうです。
このような社会環境の中、医療介護事業者は何をしていかなければならないのでしょうか。私は、医療介護職の持つ知見をもっと活用すべきだと考えています。「国が、県が、市が何もしてくれない」「人材が悪い」「管理者や経営者が悪い」などの愚痴や足の引っ張り合い、誹謗中傷はもうやめて、民間の力でできることは、どんどんと押し進め、皆で協力して自分たちの力で良い未来を切り開いていくべきだと考えます。
私たちは今回のクラウドファンディングにおいて、医療介護職の知見を活かした新しい道を切り開いていきたいと考えています。そして、過疎地の地域医療を成り立たせる成功事例となって、皆様のお役に立ちたいと本気で考え、実行していく所存です。改めまして、皆様の温かいご支援をいただきたく存じます。