はじめに・ご挨拶
「高崎演劇鑑賞会」は1961年11月に発足した会員制の市民団体です。初めての例会は文化座の「荷車の歌」でした。当時からの会員の方たちに伺うと初めて主催した公演に肩を抱き合い感動したと聞いています。 第1回 文化座「荷車の歌」
80年代後半には会員4000人を超え、年間9回公演するなどピークをむかえ市民の手で準備し運営する演劇活動が浸透しました。 音楽センターでの例会運営風景
しかし会員の高齢化などで会員は縮小してきて、昨年には会員数も300人と減少したものの、これまで388例会を開催してきました。会は今年で60周年を迎えます。地方で生の演劇が鑑賞でき、仲間と感動を分かち合い、自分たちが主催・運営する。このことに確かな意義と誇りをもって60年を歩んできました。 総 会
このプロジェクトで実現したいこと
今年度計画されていた4月例会 劇団文化座「恋からはじまる物語」はコロナで中止に、6月例会劇団朋友「吾輩はウツである」は延期になり、例会の無い期間が5ヶ月になりました。例会が無く会員を増やせない状態が続いています。またコロナの感染予防の自粛で会員数が激減しています。3月から100人近くが退会しました。このままでは年5回の上演ができなくなってしまいます。会員の減少を食い止めようと、急遽、八月に劇団俳優座 有馬理恵さんの講演(公演)をお願いし実現できました。 今後は、延期になったものもふくめて12月 青年劇場「あの夏の絵」、2月 茂山家狂言「盆山」 「延命袋」「佐渡狐」、3月 朋友「吾輩はウツである」、4月 俳優座劇場「罠」を予定しています。
今後の例会予定
しかし、今後のコロナの状況は全く予測ができず、このまま予定通り例会が催されるかどうかもわかりません。また、会員の激減で会の収入が大幅に減ってしまい、劇団への支払いが予定通りできないとなれば、予定されていた例会すら中止にせざるを得なくなってしまいます。そうなれば会員はますます減り、「負の連鎖」は止まりません。私たちは高崎演劇鑑賞会を存続し、今後の例会を実現したいと思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
高崎演劇鑑賞会は、会員の会費で運営をしています。会員は毎月3000円の会費を持ち寄っています。年間で3000円×12カ月=36000円を活動とし5つの演劇を鑑賞しています。一つの舞台に7200円相当を支払っていることになります。しかし、これは、会員が300人近くいた数か月前はできたことです。この会員が100名近く減ったことを計算にいれると、到底5つの舞台は上演できなくなります。私たちは今必死で会員を増やそうと努力していますが、なかなか減った数に追いつきません。
そこで、このプロジェクトをやろうと思い立ちました。会員以外にも志ある方々から援助をいただき、さらに、この演劇鑑賞会に興味を持っていただいたなら、会員になって一緒に演劇を楽しもうと考える方が増えるのではないかと願うからです。
私たちは、この会に誇りを持っています。自分たちの手で運営して、地元で演劇を楽しめることに喜びを感じています。そして、この高崎にも、郷土愛を感じています。高崎は、1945年に「高崎市民オーケストラ」として創設された「群馬交響楽団」を生み出した土地です。戦後の混乱の中、当時としても珍しい地方の本格的な交響楽団の誕生!として、映画「ここに泉あり」のモデルになり、高崎でもロケがたくさん行われました。「群馬交響楽団」は、昨年12月に完成した「高崎芸術劇場」のこけら落としにあの小林研一郎を迎え素敵な演奏を披露しました。また、1987年には、市民グループ「上映集団メーヴェ」により「高崎映画祭」が立ち上げられ毎年3月下旬から4月上旬に掛けて開催されています。このような文化都市高崎の地で市民が運営する演劇鑑賞会を存続させたいのです。
高崎イメージ
今、私たちは、存亡の危機に立っています。しかし、会員たちは日々努力して会員を増やし、この会を存続させようと努力しています。どうか。私たちの活動にご支援ください。さらには、これを機に、「高崎演劇鑑賞会」という市民団体に興味を持ち、一緒に会員になって演劇を楽しんでいきませんか。
資金の使い道
会の活動費 ①劇団への支払
②会場費
③宿泊費
④宣伝ポスター・会員へのチラシ・チケット作成事務費
⑤事務局員手当
⑥事務所の家賃
リターンについて
*御招待券・ミニだるまをお送りします。
◯ リターンの希望無し お礼メール
◯ 1000円〜3000円未満 お礼メール だるま1個
◯ 3,000円〜5000円未満 お礼メール 招待券1枚 だるま1個
◯ 5,000円〜10,000円未満 お礼メール 招待券2枚 だるま2個
◯ 10,000円以上 お礼メール 招待券3枚 だるま3個
*御招待券 (有効期限2021年1月〜2021年4月)
2月17日(水) 高崎シテイギャラリー 茂山家狂言「盆山」「延命袋」「佐渡狐」 3月 10日(水) 高崎市文化会館 朋友「吾輩はウツである」 4月 7日(水) 前橋市民文化会館 俳優座劇場「罠」
*招待券による観劇は4月公演までです。自由選択となります。公演予定を参考にご希望の公演名 を備考欄にご記入ください。
*ミニだるま
*ご支援の際に、ご希望のだるまの番号を①〜⑥で備考欄にご記入ください。 *各種類の個数が限られ、先着順に発送しますのでご希望に添えないこともあります。 ご了承ください。
*リターンのお届けについて
プロジェクト終了後、御招待券・ミニだるまの準備ができ次第速やかに発送します。 2020年12月には発送開始、2021年2月には発送完了の予定です。
最後に
私たちは「高崎演劇鑑賞会」に誇りを持って活動しています。同時に芸術豊かな文化都市高崎を誇りに思います。高崎で、生の演劇を観る活動を続ける「高崎演劇鑑賞会」の存続のため、このプロジェクトに力強いご支援をお願いいたします。
最新の活動報告
もっと見る第392回例会 高崎演劇鑑賞会『あの夏の絵」無事開催!
2021/01/12 01:47高崎演劇鑑賞会の第392回例会「あの夏の絵」が、2002年12月17日(木)高崎市文化会館で開かれました。 会員を迎える準備をする運営サークルメンバー 参加者125人、参加率69、8%。新加入会員は5人でした。 感想を紹介します。 ◯テーマが素晴らしい。難題にのぞむ高校生の姿がとても生き生きとしていた。被爆者の話を聞き絵に表現していくという「語り部」。演劇を通して広めていってほしいと心が願っています。 ◯コロナ禍の中、今までのように文化会館で観劇できてよかった。こういう時期ではありますが、コンスタントに観劇出来ることを祈ります。今日の劇はとてもよかったです。 ◯原爆は如何に人間を苦しめ被害をもたらしたか、老齢の被爆者、白井の具体的な証言を聞き、今、現実に目の前で起こっている出来事のようにリアルに感じ、心が痛んだ。被爆の悲惨さを証言という形で示すのは観ているほうにも理解しやすい。 ◯原爆の記憶を“継承する”ということは、そのことを知り、どう向き合うのか、どう行動するのかと考えるのではなく、ようく聴いて、行って、視て、共有し、表現する=行動することだと思いました。演劇はまさしく記憶や念いを“継承する”営みだと確信しました。また今回、演劇部員の高校生と一緒に鑑賞できたことがとてもうれしく、演劇鑑賞会の活動に大きな勇気をもらいました。 鑑賞後インタビューを受ける高校生 演劇は生きる糧 心の栄養です。高崎演劇鑑賞会でご一緒に演劇を楽しみましょう。 もっと見る
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