2020/11/19 01:28
(つづき)
昔の仕事でお世話になった方のご紹介でシンドーさんとお会いできることに。 ちょうどその時、シンドーさんではオリジナルの銅繊維の生地が、4年間の研究開発を経てようやく完成したところでした。
突然やってきた見ず知らずの男(私)が手作りの試作(紙工作)を見せて、とにかく必死で「銅の何か」について説明し始めた…まあ、普通なら鼻であしらわれてもおかしくない状況です。でもシンドーさんの担当の方は真剣にこちらの言うことを聞いてくれて、「こうしたらどうだろう」「こんな方法もあるよ」と、次々にアイデアや改善策を出してくれたんです。(やっぱりモノづくりの人って、いいなあ)
そして何回か検討した末、シンドーさんから「それなら“生地”で作るのはどうでしょう」と提案してもらったのです。それが長年の研究の末完成したばかりの銅繊維の生地。まだ世に出していないオリジナルの新素材。
そんなすごいものを、惜しげもなく出してくれた……なぜ??
その理由がこのプロジェクトの根幹、原点。必ずやり切る意思を固めてくれたのです。
(つづく)