こんにちは。プロジェクトの本文中にも簡単な説明を掲載させていただいていましたが、サポーターの方からご質問やメッセージを頂いていることから、Moeトレーニングセンターの概要をもう少し詳しくお伝えさせて頂きます。
【Moeトレーニングセンターのご紹介】
センターの正式な名前
特別な支援を必要とする子ども達のためのMOEトレーニングセンター
組織の種類
自立、非営利組織
設立
2012年
受け入れをしている子ども達の障がいの種類
知的障害、脳性麻痺、自閉症、てんかん、ダウン症の子ども、および学習障害のある子ども達
利用している子ども達の数
40名(2020年2月)
スタッフ数
13名(2020年2月)
資金調達
MOEトレーニングセンターは、厚生省やその他の組織からの助成金を受けていません。運営費は、保護者とセンター自体からのトレーニング料金を通じて集められます。
センターの目的と目的
主にヤンゴンをはじめ、ミャンマー全土で障害者や生活を送っている子供や若者に包括的なサービスを提供する。
障がいを持つ人々が自分の家族やコミュニティの中で生活することを奨励し、支援すること。
可能な限り独立し、地域のメンバーに貢献すること。
MOEトレーニングセンターの目的を達成するために実施されているプログラム
デイタイムプログラム:
早期療育
学問 – 読み、書き、数学、行動管理、コミュニケーション、社会的スキルを教えます。
ワークスキル - 子供と家族の両方を助けることを目的とした自立生活スキルがここで考えられています。教えられるスキルの例は、モップ、ガーデニング、掃除などです。
理学療法 - 専門家による支援が提供されます。
尚、これらのプログラム内容は全て個別支援計画(3ヶ月毎に更新)に基づいて提供されています。
統合教育
スタッフトレーニングプログラム
集中的/年間を通してのペアレントトレーニングプログラム。
家庭訪問/家庭プログラム
MOEトレーニングセンターの歴史
ミャンマー語で「MOE」という名前の意味は「雨」です。ミャンマーのような農業を基盤とする国は、雨は農民が作物を育てる上で最も重要なものです。暑さだけでなく、雨は不快な状態や環境を軽減し、緩和することができます。そして、それは設立されることになっていたセンターの思いやりの感じられる適切な名前であると考えられ名付けられました。
理学療法士でもあり、ヤンゴン総合病院で9年間、マレーシアにある私立の特別支援学校(ベタニーホーム)で13年間現地で働いた経験を持つ私は、ミャンマーに帰国し、特別な支援を必要としている障がいのある子ども達の状態と状況が非常に悪いことに気づきました。そこで私は、何人かの親の励ましを受けて、支援の必要な子ども達の為のトレーニングセンターを設立することに決めました。
2012年に設立されて以来、MOEトレーニングセンターのトレーニングプログラムには、合計120人の子ども達と若者の両方が参加しています。
MOEトレーニングセンターの開設以来、私たちは地域の障がい者の意識を高めてきたことを誇りに思います。障がいは、見苦しさと絶望に関連付けられています。センターがその革新的な変化と社会への貢献で知られるようになるにつれて、この対応は現在、受容と希望のある対応へと少しずつ代わってきています。
Moe Ko Ko Kyaw
管理者/理学療法士
特別支援児童のためのMOEトレーニングセンター
秘書(ミャンマー理学療法協会)
秘書(ミャンマー特殊教育協会)
特殊学校教員養成のシニアトレーナー(社会福祉省とミャンマー特殊教育協会が共同主催)
文 : Moe Ko Ko Kyaw
訳 : 菊池真澄 (山のcafe sasahara)