Pumpit5thメンバーのみなみです。
いきなりですが、「カンボジアに学校を建てる」って、なんか、バカにされがちです。
所謂「意識高い系」がやりがちなこと、とか、大学を堕落して過ごした学生が就活での「ガクチカ(学生時代に力を入れていたこと)」を作るためにやる形式的なことだとか、偽善だとか、鼻で笑われがちなのです。
実は、私もそう思っていました。
『いや、カンボジアに学校建てる前に、やることあるやろ(笑)』って。
だから最初Pumpitのビラを見たとき、率直な感想として、
『うわ、ほんまにおるんや、建ててる人。』
って思ったのです。
これは今までメンバーにすら言ったことがなかったのですが、そういう世間から「無駄だけどなんか意識高いこと」の象徴として見られている学生たちが、どんな人なのかを知りたくて、興味があって、Pumpitの説明会に行ったのです。
そこには想像していたものとは違う世界がありました。なんかわからないけど、とにかくみんなが、本当に本当に楽しそう。
自分もこの中に入りたいと思ってしまったのです。
こうして、私は自分が交わるはずのなかった世界を見ることができました。
Pumpitが所謂国際協力の団体と違うところは
「自分たちのワクワクする事でお金を集める。」
ということです。だから、「自分たちは貧しい子供たちにやってあげているんだ。」という意識ではなく、「楽しいからやっている。」のです。だから、私のように国際協力にそれほど強い興味がなくても、自分のやりたいことを実現し、メンバーの夢を後押しすることで、学校建設に日々近づくことができています。
近頃は、コロナウイルスの影響でイベントの開催が難しくなっています。3月初頭にPumpitの主催で開催されるはずだった大嶋啓介氏の講演会も、自粛せざるを得ませんでした。この講演会の集客も、初動は芳しいものではありませんでした。そんな中、集客せねばと焦る私でしたが、延期した方がいいのでは、と心のどこかで思ってしまっていました。
しかし、そんな中で、愚直に頑張るメンバーの姿に本当に感動したのです。ポップを手作りして本屋さんを回ったり、中学高校の野球部を訪ねて監督と直接話したり…すると色んな人が応援してくれた、協力してくれた。いつしかPumpit5thは、たくさんの人に支えられていました。企画リーダーはもちろん、名前を挙げきれない大好きなみんなの努力で、申し込み数がどんどん増えていくのを目にして、私は気づいたのです。私は集客に関する本を読んでテクニックを学ぼうとしていたけれど、結局集客に近道なんてない。人を動かすのは人の心だけなんだと、そう感じました。
こうして、身近な仲間が愚直に頑張る姿を見て、互いに励まし合い、自分も頑張ろうと元気になれる。Pumpitは私にとってはそういう空間であり、後付けかもしれませんが、自分がPumpitに入った理由なのかな、と感じています。
実際に、活動は上手く行かないことの方が多いです。
お金は労働の対価だから。楽しいことばかりでお金を稼ぐのは無理なのかもしれないと、悩む日もありました。こうして世間の厳しさを実感しながら、時には大人に無理でしょって鼻で笑われたことを実現し、良くも悪くも世間知らずの29人で、笑い、泣き、ぶつかり合い、喜び合いながら、これからも共に頑張っていきたい。
"ワクワクで、出逢うみんなをhappyに"
Pumpit 5th 村井美波