私たちの支援先ネパールの教育について紹介します!
まずは義務教育について。
ネパールでは学校が1~12年生まであり、 8年生までが義務教育とされています。日本と違い、留年制度が1年生からあるため、 同学年でも年齢がバラバラです。
日本の学校進学率は99%、内小学校卒業率100%、中学進学率99%に対し、
ネパールでは学校進学率90% 内小学校卒業率68% 中学進学率60%と、学校には入学したものの通えなくなってしまう人が多いです。
初等教育の最初の5年間は授業が無償で受けられます。学校に通うのに必要なのは月に900ルビーほどです。制服の費用は政府が半額負担していますが、それでも貧しさや、 立地の悪さ (近くに学校がないなど) から学校に通えなくなってしまうといった理由で学校に通えなくなってしまう子供がいるのです。
また、 今はコロナの影響により支援が途絶え授業が受けられなくなってしまった生徒もいます。
次は教育格差について紹介します。
ネパールでは、11年生に進級する前にSLC (高卒認定テスト) が行われます。これは50万人以上の生徒が受験し、 生徒の人生を左右する重要なテストです。
SLC合格率は私立合格率 90% 公立合格率 20%と、私立と公立で差が見られます。
全体では合格率は50%ほどで、 合格できずに自殺者が多数出るほどのテストです。
私立はレベルの高い授業が受けられますが、費用が高く、試験のための暗記、詰め込み型の勉強が行われています。
それに対し、公立は授業料と教科書代は無料ですが、先生の質が悪く、授業のレベルが低いのが問題です。
このように初等教育が無料になったりと改善は見られますが、まだまだ問題のあるネパールの教育の現状を紹介しました。
私たちが建設する図書館がこども達の教育に少しでもいい影響を与え、
子どもたちが新しい夢を描けるようになれればと思っています。
ご支援、ご協力よろしくお願いします。
最後まで見ていただきありがとうございました。