活動報告では、釜石ローカルベンチャーコミュニティ( http://opencitykamaishi.jp/ )で、地域資源を生かした事業の創出に挑戦する6人の若者を紹介していきます!
今回紹介するのは、「BIZCAMP」を主宰する石橋孝太郎さん。BIZCAMPとは若者が地域課題に対して事業立案し、起業することにつなげるプロジェクトです。セミナーや地域の見学会とともに、投資にまでつながる合宿型ビジネスコンテストを実施することで、持続可能なビジネスを生み出し、地域社会の問題が1歩でも解決に向かうことを目指しています。
学在学中に立ち上げた一般社団法人STUDY FOR TWO代表理事の他、若手起業家に投資を行うCROOZ VENTURES(クルーズベンチャーズ)株式会社 取締役も務めるなど、活動的な石橋さん。BIZCAMPを始めたきっかけも、地方創生領域で事業をしたいと話していた企業役員による会議に同席したことがきっかけといいます。そこでSTUDY FOR TWOや学生時代に培ったイベント開催や学生集客などのノウハウを生かし、石橋さんが始めることを提案したそうです。
BIZCAMPは2015年12月から始まり、これまでに計7回開催されてきました。回数を重ねるごとにプログラムの質が上がり、起業家輩出の実績も出てきましたが、これまでの運営資金はCROOZ株式会社の資金から出ていました。おんぶにだっこではなく、最低限きちんと事業として回せる状態にし、持続可能な形にしなかれば、意味がありません。なければいけなません。そこで出会ったのが、釜石ローカルベンチャーコミュニティです。釜石に腰を据えて、釜石市での開催はもちろんですが、全国にBIZCAMPを展開し、各地域で起業家を輩出することを目指します。
今後は2017年8~9月にかけて釜石市と福井県越前市でBIZCAMPを開催。ビジネスコンテストだけでなく、地方大学の就活支援サービスを展開している事業者と連携し、地方出身で東京に就職している社会人に向けたイベントも開催することも検討しているといいます。
「地方には、東京で自宅とオフィスを往復するだけでは出会うこと、気がつくことのできない課題が目の前にあることが面白いし、意義があります。寺子屋プロジェクトには、BIZCAMPの思いに共感していただける方に参加してほしいと思っています」(石橋さん)