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【あしなが学生募金】遺児であるということを、不幸の理由にしないために

キャンプファイヤー 寄付型のバッヂ

新型コロナウイルスの影響により、「あしなが学生募金」が街頭から姿を消してから1年が経ちました。しかしたとえ街頭に立てなくとも、私たちは「当事者」として声を上げ、「運動家」として行動を起こし、「学生」として学ぶことを諦めてはならないのです。このページでは、ありったけの想いと遺児の現状を訴えます!

現在の支援総額

404,500

202%

目標金額は200,000円

支援者数

38

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/11/21に募集を開始し、 38人の支援により 404,500円の資金を集め、 2021/02/08に募集を終了しました

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【あしなが学生募金】遺児であるということを、不幸の理由にしないために

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404,500

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支援者数38

このプロジェクトは、2020/11/21に募集を開始し、 38人の支援により 404,500円の資金を集め、 2021/02/08に募集を終了しました

新型コロナウイルスの影響により、「あしなが学生募金」が街頭から姿を消してから1年が経ちました。しかしたとえ街頭に立てなくとも、私たちは「当事者」として声を上げ、「運動家」として行動を起こし、「学生」として学ぶことを諦めてはならないのです。このページでは、ありったけの想いと遺児の現状を訴えます!

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みなさん、はじめまして。

あしなが学生募金事務局で関西エリアの代表と奈良ブロックの代表を務めています、細井清花(ほそいさやか)です。

数あるプロジェクトページのうち、私のページに関心を持ってくださりありがとうございます。


あしなが学生募金事務局は、あしなが育英会の奨学金によって進学を叶えた学生が中心となって活動している団体です。

毎年春と秋の年2回、全国の街頭で遺児の進学支援のための奨学金を募ると同時に、「当事者」として社会に対し声を上げ続けてきました。

2019年10月 南海なんば駅前にて

今年度は新型コロナウイルスの影響により、春と秋に実施する予定だった街頭募金の中止を余儀なくされました。

私たちは昨年秋を最後に、1年以上街頭に立つことができていません。

街頭募金の中止により、私たちは奨学金を募る機会と、そして遺児たちの等身大の声を社会に発信する機会を失うこととなりました。

”それでも50年の歩みをここで止めるわけにはいかない”

そんな想いから、街頭で訴えかけるはずだった遺児の現状と、みなさんに届けたい私の想いを発信するべく、このプロジェクトページを作成することを決意しました。

ぜひ最後までご覧ください!その数分間、絶対損はさせません!


あしなが学生募金が支援している「遺児」とは、病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどにより親が働けない家庭の子どもたちを指します。

かくいう私も、障がいがある親とともに生きてきた「遺児」の1人です。

さて、みなさんは「遺児」と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか?

私は大学1年の秋から活動に参加しています。

街頭募金ではたくさんのお声かけをいただくのですが、その中でずっと忘れられない言葉があります。

それは、「頑張ってね、必ず幸せになれるからね」というものです。

そのひとことに込められたあしながさんの優しさや温かさに、当時胸が熱くなり涙が出そうになったのを覚えています。

しかしあとからふと、「私って不幸だと思われてるのか」と思ったのです。

確かに人一倍の苦労はしてきたかもしれません。不運だったかもしれません。

でも、自分のことを「不幸」だと思ったことはありません。

生きていて楽しいことも嬉しいこともたくさんあります。

「遺児」だから不幸だとは思われたくないし、自分自身が不幸だとも思いたくはないのです。

しかし、「遺児」という存在が「幸せ」を掴むには、困難が多いのもまた事実です。

「遺児」で「貧困」な私たちは「不幸」なのでしょうか?

私たち「遺児」が「幸せ」になるにはどうすればいいのでしょうか?

ページの最後に私なりの考えを綴っております。

みなさんもこの機会に、ぜひ一度考えてみてください。


ここまで「遺児」という存在について考えてきましたが、「遺児」という字が持つ意味合いからも、障がい者家庭の学生の存在は見落とされがちであると感じています。

ここからは私の経験と、「遺児」のうち障がい者家庭の学生の現状をご紹介します。

少しでもみなさんの理解が深まれば幸いです。

私は、母に障がいがあることからあしなが育英会の奨学金を受けています。

中学のころから母は思うように働けなくなり、家計を支えてくれていたのは父でした。

しかしその父にも、私が大学1年の冬、癌が見つかりました。

ただでさえ不安定であった私の家族は、経済的にも精神的にもさらに厳しい状況となり、「なんで自分ばかりがこんな目に遭うの」と考える日々が続きました。

私には親を失う悲しみは分かりませんが、「こんな親でごめんね」と言いながら涙を流す親を抱きしめるやるせなさや切なさ、そんな親をいつ失うかも分からない恐怖はいやというほど知っています。

そして、どう頑張っても消化できないほどに溢れるこれらの感情は、むしろ私を強くしました。

私はいつも誰より強く、そして明るくあらねばならないと思うからです。

今家族を支え、守ることができるのは私だけです。

家計が少しでも楽になるよう、ここまで必死で勉強を続け、大学入学以来ずっと授業料は全額免除されています。

努力の甲斐あって3年前期までの総合成績において「優秀者」として表彰されたことは、私の誇りです。

また、現在は地元兵庫を離れ、大学がある奈良で1人暮らしをしていますが、実家からの仕送りは一切ありません。

アルバイトの収入と奨学金での生活は、苦しいときもあるというのが正直なところです。

それでも家族の前で弱音や愚痴は吐けません。

しかしその反面、誰にも相談できず1人で悩みこんでしまうこともあります。

奨学生どうし経験を話し合うこともありますが、同じような生きづらさを抱える仲間がたくさんいるということに気付かされます。

似た境遇で生きてきた同年代の仲間の存在は、今の私にとって大きな支えとなっています。

関西エリアの仲間たち(2019年9月 関西エリア会議)


あしなが育英会が支援している奨学生のうち、障がい者家庭は約3割を占めます。

2020年度に採用された奨学生2,835人(2020年9月8日時点)のうち、親に障がいがある家庭の学生は922人と、全奨学生の32.5%にあたります。

その割合は年々増加しており、障がい者家庭の支援の必要性の高まりが見て取れます。

「あしなが育英会の奨学生」と聞くと「親を亡くした子ども」という印象が強いかもしれません。

しかし、障がい者家庭も決して見過ごせるような数ではなく、私はこの現状をみなさんに知っていただきたいと考えています。障がい者家庭の奨学生の総数と全奨学生に対する割合の推移(一般財団法人あしなが育英会 2020)


ここまで「遺児」の現状について、私自身のバックグラウンドから、特に親に障がいがある家庭の学生に焦点を当ててきました。

「遺児」とひとことに言っても、その背景や経験は様々であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

そんな私たちの共通項は、「遺児」であり「貧困」であるということです。

しかしすでに触れたように、たとえ「遺児」であり「貧困」であっても、それが「不幸」である理由になってはならないと私は思います。

「幸せ」になる権利は全ての人に平等にあるはずです。

そしてそのための希望こそが、教育なのではないかと思うのです。


私は裕福ではないながらも、これまで不自由なく教育を受けさせてもらってきました。

選択肢は少なかったものの、こうして大学まで進学させてもらい、好きなことや学びたいことを毎日勉強することができています。

神戸レインボーハウスにて(兵庫県神戸市)

“教育によって手にした知識や経験は、誰にも奪えない自分だけの一生ものの財産なんだよ"

"だから教育は未来への投資、絶対に惜しまない"

"他の何を犠牲にしても、親として、清花がこれからの人生を生きていくのに困らないだけの教育を受けさせると約束する"

これは私がいつも大切にしている、私の両親の教育に対する想いです。

大学受験を控え、限られた選択肢の中でもがく私に母が伝えてくれました。

私はこの言葉をもらってから、教育がもつ可能性の大きさを信じて学び続けています。

教育がもつ可能性とは、その瞬間、その個人だけには留まらないところにあると思っています。

過去の学びが今を創り、今の学びが未来を変えるのです。

「遺児」がもし「不幸」だとしたら、それは選択肢が少ないため、あるいは全くないためではないでしょうか。

教育は、私たち「遺児」が「幸せ」になるための武器であり、奨学金はそれを叶える希望の光なのです。

“学びたくても学べない"

そんな「遺児」が1人でも多く進学を実現し、夢に向かって頑張り続けられるよう、あしなが学生募金は今後も活動を続けてまいります。


今、みなさんの抱く「遺児」のイメージはどのようなものでしょうか?


私たちは誰かの力を借りなければ、学校に通うこともできません。

誰かの力を借りても、周りと同じ「普通」の学生生活を送るためには、まだまだ努力も我慢も必要です。


それでも私たちは「学ぶ」ことの喜びを知っています。

夢に向かって好きなことを勉強することができる毎日が、どれほど幸せなことか知っています。


「遺児」であるということを「不幸」の理由にしないため、後輩遺児たちを1人でも多く救いたい

自分たちと同じような境遇にある「遺児」たちが、「幸せ」になれるよう、奨学金を届けていきたい

その原動力となり社会への発信を続けることこそが、「学生」である今、「当事者」であり「運動家」である私の使命だと思っています。


ここまで読んでいただき本当にありがとうございます。

もし私の想いに共感いただけましたら、応援していただけると幸いです。

「遺児」たちの“学びたい”という想いを支え、1人でも多くの「遺児」たちが進学を果たすことができますよう、みなさまの温かいご協力をよろしくお願いいたします。


本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

本プロジェクトでいただきましたご支援は、病気や災害・自死で親を亡くしたり親に障がいがある家庭の学生たちの奨学金として、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、大切に使用させていただきます。

ご支援者情報を一般財団法人あしなが育英会に提供のうえ、あしなが育英会より「年間活動報告書」と「寄付金受領証明書」を発送いたします。

※GoodMorningからの支援金の入金が2021年2月頃となりますため、リターンの発送は2022年2~3月頃となります。
①2020年中にご支援いただいた方で2020年1~12月分の活動報告書の受け取りをご希望される方、または②本プロジェクトへの寄付金の「領収書」を2021年3月以降早期に受け取りたい方がいらっしゃいましたら、備考欄にその旨をご記入ください。

※本クラウドファンディングへのご支援は税制上の優遇措置の対象とはなりません。あらかじめご注意ください。

50年の歴史を持つ、遺児支援のための募金活動に取り組む学生団体です。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金は、毎回のべ1万人のボランティアスタッフが参加する国内最大規模の募金活動で年間約2億5千万円のご寄付が寄せられます。
いただいた募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・アフリカ遺児支援事業)のために使われています。

ウェブサイトはこちらhttps://www.ashinaga-gakuseibokin.org/

◆あしなが学生募金公式サイトよりご寄付いただいた方には、あしなが学生募金事務局より領収証とお礼状をお送りいたします。

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。半世紀におよぶあしなが運動によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちらhttps://www.ashinaga.org/

キャンペーン特設サイトはこちらhttps://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga

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