ヨシまたはアシ(葦)は、イネ科ヨシ属の多年草で、ヨシという和名は、「アシ」が「悪し」に通じるのを忌み、「良し」に言い替えたのが定着したと言われています。
主に河川の下流域から汽水域、干潟に生え、地下茎を横に伸ばして大きな群落を形成します。葦が水中の窒素やリンなどを吸収し水質を浄化するとともに、微生物の分解による水質浄化作用もあり、群落は多くの微生物や動物、渡り鳥の住みかともなるので、野生動物・環境保護の観点からも注目を集めています。
糸島では雷山川の河口を始め、今でもたくさんの川岸に葦が生えています。
日本では、葦刈りは、稲刈りと同じくらい季節の風物詩でした。
刈った葦は、軽くて丈夫なため、すだれや屋根材など、様々なことに用いられていました。
葦は1年で成長するので、刈れば刈るほど葦原が豊かになり、水も豊かになります。
葦刈りは、新芽が出る前の12月~3月に行います。
NPO法人いとなみでは、毎年、2月~3月に、雷山川(泉川)の河口にて、葦刈りを行っています。
今回のクラウドファンディングをきっかけに、たくさんの方に、葦刈りに参加していただけたら嬉しいです。
葦を刈り取り、昔からの自然とともにある暮らしを取り戻し、豊かな自然を取り戻しましょう!