2021年1月21日の徳島新聞に記事が掲載されました。
大正期、台湾農業に貢献 鳥居信平の業績に光を 顕彰会、著述集刊行へ資金募る
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徳島新聞の電子版にはロックがかかっているので、ワンタイム購入した。記事掲載の御礼にこの程度の負担は喜んで(^^)
大正期に台湾の農業発展に貢献した鳥居信平(のぶへい、1883~1946年)は、徳島ゆかりの技術者だった。台湾に渡る前に3年間、農業技師として徳島県で活躍している。鳥居の顕彰会(事務局・神奈川県藤沢市)は、徳島の耕地整理事業や台湾の灌漑(かんがい)事業などの足跡を振り返る「技師鳥居信平著述集」を刊行する予定だ。クラウドファンディングで資金を募っている。
鳥居は静岡県袋井市生まれ。東大を卒業して農商務省で勤務。1911~14年には徳島県に配属となり、板野郡中島地区(藍住町)の農業用水建設などに携わった。県内各地で耕地整理や農業用水の普及にも尽力している。
その後は、徳島での経験を生かし、日本統治時代の台湾に渡り、14~38年に台湾製糖で勤務。南部に大規模な地下ダムを建設して灌漑設備を広めた。
顕彰会代表の地福進一さんは、これまでの調査から台湾での偉業の原点は徳島での技師時代にあると考え、2019年夏に来県。県立図書館などで資料を集めて鳥居の足取りをまとめた。灌漑事業の論考の他、明治大正期の徳島の耕地整理の様子が分かる写真も収録する予定だ。
https://www.topics.or.jp/articles/-/476753