鳥飼カフェの島原です。今回は、CAMPFIRE限定セットにも含まれている『ヴィーガンSOYアイスクリーム』について。
当店のアイスクリームには、乳、卵を使っていません。100%植物性素材のアイスクリームです。しかし、厚生労働省の定義では、「アイスクリーム」と呼べるのは乳固形分15%以上、かつ乳脂肪分8%以上含むものだけ。当店のアイスクリームは「氷菓」という区分になります。
乳成分が多ければ多いほど、ミルクの濃厚なコクを楽しめるということです。
みなさんご存知の「ハーゲンダッツバニラ」は「アイスクリーム」という表記です。
もう少し乳成分が少ないものになると、「アイスミルク」という表記になります。
「雪見だいふく」「ジャイアントコーン」などです。
さらに乳成分が少ないものは「ラクトアイス」です。
コンビニで常に上位の売り上げを誇る「エッセルスーパーカップ」「クーリッシュ」がそれです。すこしシャリッとした食感が特徴です。
そして最後の区分が「氷菓」。「ガリガリ君」「サクレレモン」など、氷菓子です。
当店のアイスクリームは乳成分ゼロなので、「氷菓」に分類されます。
しかし、お召し上がりになるとわかりますが、当店のSOYアイスクリームは、ハーゲンダッツにも負けないクリーミーさとコクがあり、スプーンですくう時の感覚(スクープ感と言います)もかき氷とは違います。
この感じを出すために、何度も何度も試作が繰り返されました。
原材料の表示をみていただけるとわかりますが、クリーミーさはいくつかの理由があります。
<アールグレイ、ラムレーズン、黒ごま、ショコラ>
乳固形分の代わりに豆腐を使用しています。ブレンダーでクリーム状になるまでしっかり攪拌し、豆乳、アーモンドミルクとブレンド〜加熱します。
乳脂肪分の代わりには菜種油を使用しています。固形分、脂肪分、水分。そのバランスを取ることが第一歩です。
アールグレイには、通常の4〜5倍濃い紅茶ベースを使用。華やかなベルガモットの香りがしっかりと感じられます。
ラムレーズンには「マイヤーズラム」を使用。アルコールは熱で飛ばしていますが、ラムの風味を強めに残しています。
黒ごまは、カフェでの注文No1のフレーバー。黒ごまメーカーの老舗、三重四日市の『九鬼産業』謹製、「焙煎純ねり黒ごま」をブレンドしています。黒ごま100%のペーストで、皮まで含まれていますので黒ごまの風味を存分に味わうことができます。
ショコラは、SOYショコラにも使用している「クーベルチュールチョコレート」をたっぷりとブレンド。少し大人向けの味に仕上げたつもりでいましたが、お子様から絶大な支持を得ております。(笑)
<マンゴーソルベ>
マンゴーソルベの柔らかさは、果肉そのものです。全体の分量の約60%ものマンゴー果肉を使用しているため、実は一番材料がリッチです。マンゴーよりもマンゴーっぽいね、という評価をいただいたので「とろけるマンゴーソルベ」という名前にしました。
<ピニャコラーダ>
リゾートホテルのプールサイドでよく飲まれている、白くて果実が乗ったあのカクテルです。
パイナップル果肉、ココナツ、豆乳ヨーグルトをブレンドして、爽やかに仕上げました。
ひとくち食べるだけで、リゾート気分になれますよ!
リターンのお届けまで、楽しみにお待ちください。きっとお気に入りのフレーバーが見つかるはずです。
鳥飼カフェ オーナー島原