お昼間立ち寄った場所の駐車場で1人の女性が雨の中、外で立ち尽くしていました。
足元を見ると、小さな小さな仔猫が倒れていました。
その女性に話を聞くと、死んでいると思って近づいたらまだ息があるので病院を探している。とのことでした。
ピクリとも動かないその子は、かろうじて呼吸をして頑張っていました。
我が家のかかりつけの先生は診療時間外でしたが、快く引き受けてくださり、その女性が連れて行ってくださいました。
ノミによる重度の貧血と栄養失調、そして低体温。何度も自発呼吸をなくしては戻りを繰り返し、人工呼吸器を使って頑張ってくださいましたが、痙攣を起こして心肺停止になったそうです。レントゲンを撮れる状態ではなかったものの、恐らくバイクか何かにぶつかって、脳挫傷を起こしたのではないかということでした。
小さな身体で貧血や栄養失調と闘いながら必死に生きて、もう限界だったのかもしれません。ずぶ濡れの状態で、ぶつかった人間には放置され、痛くて苦しくて、辛かったことでしょう。
まだ生後1ヶ月ぐらいでしょうか。こんなことのために生まれてきたわけではないのに。人間のせいで、いつまでこんな思いをする子が要るのか、悔しいです。
病院で預かっていただき、明日共同墓地で供養していただくことになっています。先ほど会いに行って、お花とちゅーるをお供えしてきました。
頑張って偉かったね。
次は幸せな命として生まれてきてね。
命を救おうと手を尽くしてくださった先生方、そして仔猫を見つけて素通りすることなくなんとか助けようとしてくれた優しい女性に心から感謝します。
不幸な命がなくなりますように。