松江市内にも明治時代より続く料亭がいくつもありました。
その中のでも、宍道湖畔に佇む
松崎水亭・臨水亭・山田水亭・魚一水亭
を四水亭と呼びました。
明治41年当時の有名料理屋として資料にあるのは、
臨水亭(末次本町 湖畔 眺望佳絶)
松崎水亭(末次町 湖畔 眺望佳絶)松崎水亭は明治6年創業。現在の市役所裏、旧婦人会館の場所あたり。
望湖楼(天神町 宍道湖岸)
一文字屋(殿町 閑静)明治34年創業となっているが、それより先に始まったと言われている。 花月楼(殿町)
山田水亭(新材木町 現東本町3丁目大橋河畔 )
魚一水亭(吉村) (白潟魚町)
錦海楼(末次本町 鰻料理)
古くから市内にあった松崎水亭(玉造温泉・松の湯)山田水亭(玉造温泉・暢神亭‥廃業)、一文字屋(弁当・総菜製造)などの料亭は戦後には次々と旅館業や他業種に変わり、また、他は姿を消したりしました。
臨水亭も今わなく、そして、一世を風靡した「松江くらぶ」も90年の歴史を閉じたため、料亭としての佇まいを今に残して営業しているのは殿町旧蓬莱荘に場所を移した魚一(蓬莱吉日庵)のみとなってしまいました。