Niko Nikoプロジェクトが成しえたことというのは、ほんの小さな部分です。3人の女性起業家たちには、Niko Nikoプロジェクトが彼女たちを知るようになるずっと前から支援者がいました。そしてプロジェクトを通じて支援者を増やしました。この支援者たちは時期が来ればいつでも動き出す準備のある強力な支援者たちです。そして彼女ら一人ひとりの内には、長く温められた「知恵」がいつでも芽を吹こうと待っていました。Niko Nikoプロジェクトは、それら全部のちょうどパズルのようなピースを一点にまとめる方向に、ちょうどよい勢いでフーっと息を吹きかけたようなものです。
(写真下:合格基準に達した3人による作品 布ナプキンおでかけ3点セット)
7月23日
HANDS事務所で最終報告会を開催。女性起業家3人とNiko Nikoプロジェクトチームは、縫製指導講師のフェイス 先生、地域保健アシスタントのエラスト氏(ボニス達3人の地域担当官)、保健局リプロダクティブヘルス担当官のナオミ・ ケメイ氏と特別ゲストとして「シロアリマン」ことジャスタスさん(ケリチョー出身日本在住、クラウドファンディングの寄付者の一人)をお迎えしました。(写真下:左からカロライン、ジャスタスさん、ボニス、エラスト氏、エマニュエル、ナオミ・ ケメイ氏、エミリー、フェイス先生)
報告会では、プロジェクトの概要説明、縫製指導講師による総合評価と課題、3人の女性起業家によるプロジェクトの振り返りと抱負、エラスト氏とナオミ・ ケメイ氏による祝辞とマーケティングのアイデア、最後にジャスタスさんによる日本からプロジェクトを見守ってきた支援者の一人として祝辞が述べられました。
Bornice Shopの3人は量産にも備えるために引き続き縫製技術を高める一方で、政府の企業支援の活用や、顧客の拡大に向かって動き出しました。
3人の女性起業家たちとNiko Nikoプロジェクトの繋がりは、これで終わりではありません。今後10か月間毎月、Bornice Shopから約束のプロジェクトへのリターン(活動報告7)を受け取り10か月後のプロジェクトの評価のための調査に備えます。
Niko Nikoプロジェクトと一緒に歩んでくださった皆さん、短い間でしたがありがとうございました。それではまた、10か月後に。 (HANDS ケニア)
(写真左:HANDS事務所の庭で寛ぎながら自分たち手作りの支援者向けサンキューカードをフェイス先生に披露する女性起業家3人)