▽【故人をしのぶトーク:ミニゲームに勝ったプレイヤーは、勝ったキャラクターについて、一言お話する】
お墓参りとは、お墓の前で手を合わせて、故人をしのぶこと。「偲ぶ」とは、故人をなつかしく思い出すことです。
ミニゲームに勝ったプレイヤーは、勝ったキャラクターについて、一言お話をします(架空のはなしでも構いません)(プレイ時間が冗長になると判断される場合は、トークをしないことも可能です)。
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2015年よりお寺や仏教をテーマにしたボードゲームをおつくりしてきました。
2020年コロナ禍となり、「人と人との触れ合い」が減ってしまっていると考え、コミュニケーションカードゲーム『WAになって語ろう』をリメイクしました。
そして2021年。「亡くなった人との触れ合い」も減ってしまっていると考えました。どうすればいいか?そうだ、お墓参りだ!お墓参りカードゲーム『盆暮れ正月両彼岸』をおつくりすることとなったのです。
コミュニケーション系、大喜利系、たくさんカードゲームがあります。どれも楽しいのですが、コミュニケーションカードゲームではない形でお話しをしてもらえないか。
欲を言えば、檀家-DANKA-のようなゲーマーズゲームをつくって、遊んでもらいたい。
そうだ、トリックテイキングだ、と相成ったのであります。(テストプレイも重ねに重ねました...)
もちろんプレイ時間が冗長になると判断される場合は、トークをしないことも可能です。
ただ、お墓とは、故人と出会う場所とも言えるのです。故人と出会うとは、しっかり思い出して、「おばあちゃん、アレ好きだったな。なんでかな。わたしに〇〇を教えたかったのかな」「おじさん、雑学王だったな。わたしは一つのことを深める方がいいと思ってるけど」など、自分に活かしていくところまでが求められると思うのです。
わたしの個人的な体験です。お坊さんは、お墓参りに呼ばれることはあっても(お経よんでください、とか)、自分からいろいろ準備してお墓参りに行くというのは、なかなかないことです。
しかし、お坊さんとしてお勤めするなか、ひとりの人間として生活するなか、主体的にお墓参りをする機会が増えました。そこで感じたことを今回のカードゲームに落とし込んでいるのです。