こんにちは。はじめまして。20 Translation & Subtitle Chiefのゆめこです。
この度は東京大学E.S.S. ドラマセクションのクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございます。皆様の温かいご支援、重ね重ね感謝申し上げます。
本公演で私は英訳と字幕のチーフを担当しているのですが、今回はその2つのセクションについて少しお話をさせていただきたいと思います。
英訳は主にディレクが作成した日本語の脚本をもとに、観る人に伝わる、かつ表現がしやすい英語脚本に翻訳をするという作業を行なっています。英語劇を行うサークルならではのセクションなのではないでしょうか。
今回のロミオとジュリエットは原作が古典的な英語であることもあり、ディレクの表現したい形を壊さずにいかに「伝わる」英語にするかという部分で、セクション員とともに腐心しました。
キャストは英語脚本の一字一句から役柄の性格や感情を考えて、長い期間それと向き合ってくれます。そのことを肝に銘じながら、真剣に、かつ遊び心を持って脚本の翻訳をしてきました。
しかしながら、E.S.S.ドラマセクションの劇を見にきてくださる方のほとんどがネイティブの英語話者ではないというのが、現実です。
その、言葉の壁を取っ払うために設けられているのが字幕セクションになります。
字幕セクションでは、公演にて映し出す日本語字幕を作成しています。セクション員はいかに作品の世界観を邪魔せずにすっと頭に入ってくる字幕を作れるかを考えてくれています。字幕があることによって、英語があまり得意じゃない人も楽しんでもらえる英語劇ができているのではないかと思っています。TIAF本番の配信動画のほうにも、字幕を表示する予定ですので、英語が得意でない方にも私たちのRomeo and Julietをぜひご覧いただきたいと思います。
このTIAF2020は新型コロナウイルスの影響で多くの活動を中止してきた私たちの代にとって最初で最後の対外公演となります。しかし、年明けから発令された緊急事態宣言が延長となり、しばらく活動ができない日々が続いています。それでも、しっかりとこの公演をやり遂げたいという思いを強く持ちながらそれぞれが今できることをやって過ごしています。
このような状況の中支援してくださる方々の存在はとても大きく、皆様の支援なしでは諦めざるを得ない状況だったと思います。今一度心より感謝申し上げるとともにこの公演を必ず大成功におさめられるよう、座組一同全力を尽くして参りたいと思います。
次は今回こういった状況下で「配信」という形を実現させようと奔走してくれている映像チーフのながみねより2月10日頃に活動報告をさせていただきます。どうぞお楽しみに!
2021.02.07
Translation & Subtitle Chief ゆめこ