
多くの方々にご支援を賜っております映画「いまダンスをするのは誰だ?」の
クラウドファンディングですが、
本年下半期に予定されているドラマ編撮影に先駆けて、
ドキュメンタリー編の初日の撮影を行いました。
ドキュメンタリー編の出演者のお一人の杉本勉さんは、
本作の企画者である松野幹孝さんが参加されているパーキンソン病当事者の方の
コミュニティ「PD CAFE」のメンバーであり、
若年性パーキンソン病と向き合いながら、お仕事をこなしている方です。
ご自身の病気との向き合い方に葛藤されながらも、
ご家族のサポートや職場の仲間たちの理解を踏まえて、
以前よりもだいぶ身体を動かすのが楽になられたそうです。
ドキュメンタリー出演者の杉本勉さんとパートナーの和子さん
パーキンソン病を通じて、自身の食生活や睡眠の仕方を変えていき、
そのことを通じて、身の回りの方々との接し方も少しずつ変わっていったという勉さん。
「得体の知れないもの(パーキンソン病)への恐怖を無くしたい」
当事者が抱える不安をその人だけのものとして捉えるのではなく、
情報を共有して、病気を自己開示していき、
人生を未来志向で進んでいくことが、病気と闘う土台となるという
勉さんのお話に大変感化させられました。
パートナーの和子さんの明るい笑顔がとても印象的で、
勉さんの側で寄り添って明るくサポートをされている様子を拝見し、
闘病も自分一人ではなく、身近な方々との連携が大切であることを改めて感じました。
まだまだステキなエピソードがありますので、
それは映画が完成した時に、ぜひご覧いただきたいと思います。
杖をつきながら歩いている勉さん
そして、なんと、勉さんのご息女は、
監督・古新が教員をしているデジタルハリウッド大学の一年生であることがわかり、
これも、ご縁だなと思いきや、
今度は古新の大の友人である「けあとの遭遇」の佐々木将人さんから、
古新がいま来ている南砂町は、自分も最寄駅ですと、facebookで投稿があり、
古新は瞬時に、いま撮影している杉本さんのお宅と
佐々木さんが同じマンションにいると察知して、佐々木さんと連絡を取り合うと、
杉本さんと佐々木さんが、
同じマンションのご近所さんということがわかり、これまた驚きでした。
そして、佐々木さんは、古新の前作「あまのがわ」の応援団でもありながら、
本クラウドファンディングの初期ご支援者でもあります。
このようなセレンディピティがどんどんと生まれた
思い出深いドキュメンタリー編撮影初日となりました。
監督・古新舜(左)と佐々木さんご家族(中)、出演者の杉本さんご夫妻(右)
この作品は、このように人と人とを結びつけていく力がある作品になると信じております。
引き続き、皆様の温かい応援、ご支援のほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。






