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【古新舜監督最新作!】映画『いまダンスをするのは誰だ?』を製作したい!

「ノー・ヴォイス」、「あまのがわ」に続く古新舜監督の最新作『いまダンスをするのは誰だ?』(略して『いまダン』)本作は、働き盛りで発症したパーキンソン病当事者の仕事、人生、家族をリアルに描きます。製作にはパーキンソン病当事者も参加。日本では初めての試みに温かい応援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

現在の支援総額

6,848,335

228%

目標金額は3,000,000円

支援者数

413

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/01/19に募集を開始し、 413人の支援により 6,848,335円の資金を集め、 2021/03/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

6,848,335

228%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数413

このプロジェクトは、2021/01/19に募集を開始し、 413人の支援により 6,848,335円の資金を集め、 2021/03/31に募集を終了しました

「ノー・ヴォイス」、「あまのがわ」に続く古新舜監督の最新作『いまダンスをするのは誰だ?』(略して『いまダン』)本作は、働き盛りで発症したパーキンソン病当事者の仕事、人生、家族をリアルに描きます。製作にはパーキンソン病当事者も参加。日本では初めての試みに温かい応援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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皆さん、こんにちは!
監督の古新です。
暑い日が続いておりますが、ご壮健にお過ごしでしょうか。

お陰様で、映画「いまダンスをするのは誰だ?」は、
公開に向けた準備を進めております。
今週には、皆様に嬉しいご報告ができると思いますので、
乞うご期待でお待ちいただけましたら幸いです。

実は、映画「いまダン」は、脚本の制作過程で、
多くのパーキンソン病当事者の方々を取材させていただきました。

その中で、愛知に住んでおられる𠮷田悦子さんという方がおられます。
𠮷田さんは、20代でパーキンソン病になられ、その当時は働き詰めで、
食生活も整ってなかったとのこと。

そんな中、同じ職場の朝昭さんと3年間交際を続けて、プロポーズを受けました。
パーキンソン病になって、自分がまさか結婚ができるとは思っていなかったとのこと。
朝昭さんは、彼女をパーキンソン病の人としてではなく、
彼女そのものの存在を受け容れ、生涯を共にしたいと思えたそうです。
親御さんからは、結婚を反対されたそうなのですが、
二人はお互いの信頼関係と強い絆で、結婚に踏み切り、
助け合いながら、生活をされているとのことでした。

お二人の夢は、打ち掛けを着ての結婚式ですが、
パーキンソン病の彼女には、通常の着物は重たくて着られないので、
夢を諦めかけていたそうなのですが、
その夢を叶えられる和装業者さんが、茨城に存在していました。
明日櫻」さんです。


明日櫻さんでは、身体に障がいを抱えた方でも和装を気軽に愉しんでもらえるよう
着衣を部分部分で切り分けて、誰もが簡単に着替えができる工夫を着物に施して、
写真撮影のサービスを行なわれているのです。

吉田さんたちは、明日櫻さんの手厚いサポートのもと、
自分たちの夢であった和装を着て写真を撮影するということを実現させたのでした。
𠮷田さんご夫妻は、愛知から茨城までの遠方を、
夫婦手を携えながら、移動をされました。

そして、長きにわたる夢を実現させたのでした。


そんな𠮷田さんたちのことをドキュメンタリー映像にして、
世界パーキンソン病学会にエントリーしたところ、
見事に選定され、上映と研究発表を行ったのでした。

お陰様で、海外の方々から大絶賛で、質問の嵐でした。

・どうして、この人たちにスポットを当てたのか?
・この取材を通じて、何を学んだか?
・日本の若年性パーキンソン病の人たちはどのように扱われているのか?

などなど、貴重な質問が飛び交い、
京都大学の高橋 良輔先生と共に海外の方々と意見を交えさせていただきました。

𠮷田さんご夫妻も、わざわざバルセロナまで駆けつけてくださり、
学会の感想に感動をされ、
氣持ちばかりではございますが、本場のパエリアやイカのフリットを堪能していただきました。

今回の海外の学会は、パーキンソン病という難病を扱っていましたが、
難病のネガティブな側面や専門的な知識の共有だけでなく、
イベントの最中に歌いあったり、踊ったり、映像を鑑賞したり、と
クリエイティブな要素を大変多く取り入れていたことにとても驚きました。

このことは、映画「いまダンスをするのは誰だ?」の理念とも
深く通ずるものがあると思います。
仲間と一緒になって、課題を分かち合い、向き合い、考察していき、
どのように工夫をすれば、人生を豊かに明るく生きていけるか、
そこには、人間が自ら持っている身体との対話が必要だと考えています。

身近すぎるからこそ、見過ごしがちな自分の身体と向き合ってみることで、
身体の特徴や身体の機能を眼差していき、
身体と精神とが共鳴する感覚になった時、
人間は、自分の身体に感謝ができるのだと考えています。

そうすると、パーキンソン病のように、確かに進行によって
活動が不自由になると思うのですが、
𠮷田さんのように、この数年で、身体が以前に比べて断然動かしやすくなった、
生活がしやすくなったという事例が出てくるのだと思っています。

映画「いまダン」の中に、こんなセリフを入れ込みました。

「諦めることを、諦めた」

これは、本編の主役を演じてくれている樋口さん、
そしてドキュメンタリーにご出演くださった𠮷田さん、
双方に通ずるメッセージだと思っています。

辛いこと、苦しいことはパーキンソン病の方でなくても誰しも、訪れると思います。
その中で、人間が大切にしていくマインドが何なのかを手探りの中で、
見出していくのだと感じます。

自分がこの世に生を受けて、どのような意味を見つけていくのか、
どのように自分の生命を解釈していくのか。
そこには、自分だけを見つめるのではなく、自分を取り巻く社会や文化との接点を
丁寧に描きながら、自分が世界においてどのような存在であるかを
確認していく作業が必要なのだと思います。

その中で、自分が何をするべきか、どうありたいかを見出した時に、
社会的な視線や枠組みを取り払い、自分から行動をしていく勇氣が湧き上がるのだと思います。

その時に、𠮷田さんのように、逆境を克服した生き甲斐が生まれてくるのだと、
小生は考えています。

映画「いまダン」もいよいよ、公開に向けた準備を進めております。
今週、嬉しいご報告ができますので、ぜひお愉しみにしていてください!

クラウドファインディングのリターンも、
9月お届けを予定しておりますので、
もうしばらくお時間を頂戴したいと思っております。

公開に向けても、まだまだ多くの資金が必要でして、
最後の資金調達をおこなっております。

◯映画「いまダンスをするのは誰だ?」資金調達状況:https://imadance.com/sponsor/

皆さんからの温かい応援を背に、小生は最後まで走り続けますので、
引き続き、温かい応援のほど、よろしくお願い申し上げます!

古新 舜拝

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