2024/07/13 10:51
みなさん、こんにちは!
暑い日が続いておりますが、ご壮健にお過ごしですか。
みなさんの温かい応援を背に、視聴覚に障がいを抱えた方でも
みなさんの温かい応援を背に、視聴覚に障がいを抱えた方でも
「いまダン」を愉しんでいただきたく、音声ガイドの作成にチャレンジしています。
バリアフリー版・ナレーションを村上信夫さんにご担当いただくこととなりましたが、
村上さんも半世紀近くのナレーター人生の中で、
初めてのご経験とのことで、目を輝かせながら、ご同席いただきました。
台本の打ち合わせは、日本初のユニバーサルシアターで、
「シネマ・チュブキ・タバタ」の平塚代表と視覚障がい者モニターの田中正子さん、
村上さんと、プロデューサーの田村さん、そして監督・古新の5名で行われました。
映像と照らし合わせて、音声ガイドの台本を見比べていき、
言葉を入れすぎず、セリフの間に音声ガイドを的確に入れることで、
如何にして想像力を膨らませて、映画を愉しんでいただけるか、
田中さんの感性を頼りにして、活発な議論が行われ、
各々のメンバーのプロの経験から生まれる発話交換が、
とても美しく、豊かな時間に感じられました。
例えば、
・「功一、階段を登る」
という音声ガイドの主語を省いて、
・「階段を登る」
として、前後の流れから、
主人公が想像の中で動いているという正子さんの意見に、
私どもはハッとさせられるわけです。
・「ポットの紅茶を思い出し、カップに注ぐ」
だけだと味気ないので、
・「ハッとして、ポットの紅茶をカップに注ぐ」
とするだけで、登場人物の心情の機微がより伝わってくる。
目が見える人が障がいを抱えた方に寄り添いながら、
作品の描写を伝える思い遣りの姿勢にインクルーシブな関係性とは
まさにこのことだなと胸が熱くなったわけです。
目が見えない方向けの音声ガイドという枠組みすら取り払われ、
視覚に不自由がない方にとっても、大変愉しんでいただける内容になると感じています。
この取り組みに、各地から応援が続々と寄せられています!
音声ガイド・字幕のオンオフはできますので、
多くの方々に本作を多層的に愉しんでもらいたいと思います。
今月末まで、DVDエンドクレジット掲載とDVD先行プレゼントのご支援を募っております!
続々と貴重なお申し込みが届き、とても嬉しく感じています。
皆様の愛を背に、DVDを全国にお届けしたいと思いますので、
温かい応援、何とぞよろしくお願い申し上げます!
↓バリアフリー対応DVDご支援先↓
皆様もステキな夏の時間をお過ごしくださいね!!