皆様こんにちは!
わたしたちは主に在日ミャンマー人の定住支援、日本ミャンマー間の文化交流事業、日本・ミャンマーにおける国際協力活動事業を行っているNPO法人リンクトゥミャンマーです。
現在日本には33,790人のミャンマー人が住んでいます(法務省『在留外国人統計』2019年12月)。
在日ミャンマー人の数は年々増加していましたが、新型コロナウイルスの流行拡大以降急激に減少しています。
しかしながら長期的にみると今後もその数は増加すると考えられます。
在日ミャンマー人をはじめとした在日外国人は、少子高齢化や若者の都市部への流入に伴い、働き手が少なくなってきている日本の地方部にとって貴重な人材となっています。
来日するミャンマー人がこれまでの数年間で増加し、現在もミャンマーへ帰国せずに日本で生活している人がいるのに対し、日本でミャンマー語に対応している公的機関はほぼなく、直接的なやり取りができる公的機関はありません。
しかしながら日本語がほとんどできない状態で来日するミャンマー人も多くいます。
そのような状況にあるため、買い物や通院等での不便があり、日常生活を過ごす中で時として在日ミャンマー人と日本人の間で齟齬が起きかねません。
誰かが間に入ればその齟齬をなくすことができる、という思いから2017年に当団体を設立しました。
当団体の事務所には多くのミャンマー人が相談に来ます。
日本語が分からないので公的手続きができない、新型コロナウイルスの影響で職を失い生計が立てられない、職を探したいがどうすればいいかわからない…などといった様々な相談に対応しています。
在日ミャンマー人の増加に伴い、相談件数も年々増加し、また相談内容も多種多様になってきています。
しかしながら現在の事務所は会社を間借りしている状態で、NPOとしての独自スペースが確保できていません。
多くのミャンマー人が訪問するため、現在の広さでは限界があります。
さらに新型コロナウイルス対策としてソーシャルディスタンスを保ちたいのですが、充分なスペースがないのが現状です。
定住相談の場としてスペースを確保するのは喫緊の課題となっています。
そこで事務所を新しく移転することにしました!
これまでの事務所は約40平米で会社と共有で使用していましたが、新事務所は2倍以上の約90平米となり、NPOとしてのスペースも約10平米確保することができます。
新事務所は事務所としての役割だけでなく、ミャンマー人と日本人の交流スペースやイベント会場としても使用していく予定です。
独自スペースを得ることで、NPOとしてできることも広がります。
これまでは会社と共有のスペースで行っていた日本語レッスンが、周りを気にせずできるようになるはずです。
そして文化交流イベントを積極的に開催することができるようになるので、ミャンマー文化を知ってもらいミャンマー人と日本人の摩擦を減らすことができます。
今後求められるであろうウィズコロナ、アフターコロナに対応した事務所にすることができ、安心して事務所に来てもらうことができ、最終的に今まで以上に在日ミャンマー人のニーズに応えられるようになります。
資金の使い道
◎家具・備品代 計20万円
(内訳)
・デスク+椅子4脚 約4万円
・ラグ 約1万円
・ホワイトボード 約1万円
・ロッカーとして使えるボックス等 約5000円
・室内型エアコン 約5万円
・本棚 約2万円
・カーテン 約1万円
・コピー機 約5万円
・キャスター付きワゴン 約5000円
◎引っ越し代 2万円
◎クラウドファンディング手数料(14%+税) 約3万円
計25万円
実施スケジュール
12月中旬 プロジェクト開始
12月中旬 事務所移転
1月末 プロジェクト終了
日本では地方に住む若者の都市部流入により、地方の様々な産業が人手不足となっています。
これは各都道府県での最低賃金が異なるかぎり解決されない問題です。
そこで現状として外国人労働者に頼らざるを得ない状況にあり、これからも続いていくと思われます。
「多文化共生」という言葉を近頃よく耳にしますが、わたしたちが考える「多文化共生」は「文化的背景に関係なく、皆が仲良く生きる社会」です。
文化的軋轢を減らし、公的機関ができない細かいニーズに対応することで在日外国人とその周囲にいる日本人が幸せになります。
在日外国人の支援は間接的に彼らの周りの日本人を救うことに繋がっています。
当団体はいわば緩衝材のように、これからも在日ミャンマー人をはじめとした在日外国人と日本人の間に入り、日本社会に貢献していけたらと思っています。
その支援の基盤としての本プロジェクトを応援していただけたら幸いです。
ご協力よろしくお願いします。
最新の活動報告
もっと見るクラウドファンディング終了まで残り二日!
2021/01/29 13:36みなさんこんにちは。リンクトゥミャンマー事務局の坂田です。新事務所で働き始めてから、既に1ヶ月が経ちました。その間にも、さまざまなことがありました。ビザの関係で住居がなくなってしまった外国人の方に一時宿泊場所を提供したり、自身で活動されている方からお米のご支援をいただいたり、日本企業に就活をしている方に面接のレッスンをしたり...これらのことは、新事務所においては、以前の事務所に比べて容易に行うことができました。新しくできたNPOのスペースを確保できたので、一時宿泊場所を提供できました。また、スペースが広くなったので、ご支援いただいた何十キロのお米を保管できたり、姿勢や座り方なども含めてオンラインで面接対策をすることができました。新事務所でできることはまだまだたくさんあると考えております。地域の方が参加できるような場としたり、ミャンマーについて知れる機会を作ることができます。現在は、コロナウイルスという状況もあり、事務所を使ったイベントを開催することは難しいですが、広くなったスペースを有効に活用し、これからも定住支援や文化交流を進めていきたいと考えています。当会のクラウドファンディングも残りわずかとなりましたが、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。坂田 もっと見る
神奈川県の地元情報誌 タウンニュースにNPO リンクトゥミャンマー新事務所のことが掲載されました
2021/01/16 17:42皆様こんにちは。NPOリンクトゥミャンマー理事長の深山沙衣子です。人を助けるためには、社会を良くするためには、組織の安定した基盤が必要です。人を助けるためには、社会を良くするためには、NPOスタッフが、心地よく働ける環境が必要です。突然ですが、こうした事は、私がNPOを立ち上げた4年前から、またNPO化する前に個人的に文化交流や定住支援を行っていた10年ほど前からの現在までの経験を経て、実感したことです。実際に12月下旬から新事務所を開設してから、支援の物資を置いておくことのできる場所を確保できたり…。1時宿泊の方をお助けすることができたり…。新事務所の開設によって、ご支援の内容が深くなり、また様々な種類の支援をできるきっかけになっていると思います。ご支援が必要な方々は、たまたま日本に来ることになり、日本においては社会的な弱者となってしまうことが多いです。例えば私たちが外国に行き、外国で暮らす場合に、どうしてもその国の方々のお知恵をお借りして生活をすると言う場面が生じるかと思います。日本人も、日本以外の国では外国人です。日本人を含め経済的に発展した国の方々は、様々な場面で優遇されることがありますが、それでも外国では生活で不便を感じることがあるでしょう。そんな時に、そこの国の人に助けられたら嬉しいかもしれません。私たちNPOリンクトゥミャンマーが行っている事は、もしも自分が外国に行ったときに、こんな支援があったら助かるな、と言うことを行っています。本当に小さな親切の場合もありますし、役所や様々な政府機関との折衝など、かなり手間がかかることもあります。そこに、少し困っている人がいて、助けることができれば、できる限り、可能な事は行います。もうすぐNPOが発足して4年になります。日本社会に外国人が増えてきて、文化の違う方々が困ることはさまざまですが、ここ日本にもとから住んでいた方々も、新たに来た方々もハッピーになれるように、定住支援や文化交流などを行っていきたいと思っています。引き続きご支援のほどをお願い申し上げます。NPO リンクトゥミャンマー深山沙衣子https://www.npoltm.org045-567-5858info@npoltm.org もっと見る
自己紹介&プロジェクトにかける思い④
2021/01/15 15:04NPOリンクトゥミャンマーでインターンをしています、井上明香里と申します。現在横浜市立大学国際教養学部2年に所属しています。もともと国際協力や在日外国人に興味があり、大学生の間に国際協力に携わることができないかと探していたところ、リンクトゥミャンマーでインターンを募集しているのを見つけました。現在はインターンを通して、NPOでの事務作業を教えてもらうとともに、記事やブログを書かせていただき、在日ミャンマー人やNPOの業務について学ばせていただいています。在日外国人について調べたことはありましたが、在日外国人と関わる機会がほとんどなかったので、インターンさせていただきながら、理事長のお話やNPOの業務のなかで在日ミャンマー人が実際にはどんな困難に直面しているのかを学んでいます。例えば、商品の返品に同行してほしい、口座開設を手伝ってほしいなど、日本人なら何の困難もなく行えるような、日常生活の些細なことについても、言語や文化の壁があるために在日ミャンマー人は 支援を必要としていると知りました。そして、新型コロナ感染拡大の状況下で経済が停滞したことで、在日ミャンマー人の状況はより深刻であることも知りました。多くの在日ミャンマー人が職を失い、困窮していると学びました。そして、コロナの影響はNPO業務にも及び、感染防止のために人と人との適切な距離を保つにはかつての事務所ではあまりにも小さいという問題が生じました。新事務所への移転が行われた今も、まだ家具などの物品がそろっておらず、事務所移転が完了したとは言えません。在日ミャンマー人へより充実した定住支援、文化交流支援を行うため、スタッフが安心して働ける環境を整えるため、どうかご協力よろしくお願いいたします。井上明香里 もっと見る
NPOリンクトゥミャンマー理事長の深山沙衣子です。 このたびは、当会の主旨をご理解いただき、あたたかいご支援をいただいておりますことを、感謝申し上げます。 日本社会で遭遇する日本人と外国人の交流や共生を、よりよいものにしていくために、引き続きnpo活動を行っていきます。引き続き皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。