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ところで稽古が始まるまでの間、「東のボルゾイ」企画チームはどんな作業をしていたのでしょうか。制作の過程をちと公開いたします!まずは、▶︎企画会議脚本・作曲・演出みんなで、これから作り始める舞台の骨格について話し合います。 それぞれの試してみたいことや、今表現したいメッセージを探ります。企画会議は次から次へとアイデアが溢れて、楽しい瞬間です。(写真 演出家 大舘実佐子)作品の土台を考えると同時に、キャストの人数や劇場、公演日程を検討していきます。劇場は小屋見学をして、箱の雰囲気を現場で確認して決めます。▶︎脚本を書く一旦個人作業に突入です。 脚本家がとにかくなる早で書いていきます。歌詞も同時に書きます。なんのこれしきの音楽は歌詞先行というわけですね。 書いては音読して、「ひとり劇場」をしながら進めていく脚本家です。脚本が上がらないと何も始まらない。作品全体のスタートを切る責任におののきながら書いていく脚本家です。(写真 脚本家 島川柊)脚本の島川は基本的に、形にしたいシーンが頭の中にいくつかあって、それをまず並べてから、シーンとシーンの繋がりを埋めていくタイプです。また、登場人物や作品のメッセージは、書きはじめの設定から徐々に変化していくことが多く、書き進めるうちに二面性や矛盾など人間らしい奥行きが出てきます。クラウドファンディングに、リターンで脚本をお贈りするコースをご用意しています。言葉遊びの連続、笑って泣ける脚本をぜひお楽しみいただきたいです。▶︎作曲をする脚本が上がったら、作曲家の出番です。 場面の空気感、それぞれの人物像や心情のバランスをとりながら、ある時は瞬発的に、またある時にはじっくり練ります。作曲の久野は、脚本をより鮮やかに魅せる音楽を目指して作っていきます。五線譜に鉛筆でどんどん書いていく作曲家です。その筆圧から、気合いと自信を感じます。(写真 作曲家 久野飛鳥)『なんのこれしき2020』は大改造再演です。今回、初演時の劇中曲の半分以上を書き換えました。新曲てんこ盛り、華麗に忍び込んでいるリプライズにもご注目ください!クラウドファンディングに、リターンで劇中曲CDをお贈りするコースをご用意しています。仕掛けの多いダイナミックな「なんこれミュージック」必聴です。▶︎広報活動をする舞台の成功には念入りなPRが欠かせません。SNS用のグラフィックやインタビュー動画など、楽しんでいただけそうなコンテンツを作って公開していきます。情報最速のTwitterと力作オシャレInstagramをぜひご覧になってみてくださいね。▶︎演出プランニング脚本・作曲がゴリゴリと骨組みを作っているさなか、演出はどうやって肉付けしていくか、アイデア出しに明け暮れます。 今回は「大改造再演」と銘打っていることもあり、初演の跡形もない凄まじい改造っぷり!珍事件多発の今作。ひとつの作品としてまとめ上げ迫力を持たせるのは、演出家の腕の見せ所。クラウドファンディングに、リターンで演出プランノートをお贈りするコースをご用意しています。演出の大舘が、どのように脚本を捉え、世界観を作り上げていったか。ここでしか手に入らない演出家の脳内覗き見グッズです。このような形で、企画チームは制作を進めてまいりました。制作しながら思っていることは、「やっぱりミュージカルって面白い。」ということ。稽古が始まり、3人で考えた土台に、キャストやクリエイティブスタッフ、たくさんの人のアイデアと技術が重なっていく光景は、胸高鳴る瞬間の連続です。そのときめきをさらに磨いて、皆様にキラッキラでお届けいたしますので、3月の本番をぜひお楽しみに!【コロナ禍でも、高いクオリティの作品を安全に多くの皆様にお届けしたいです。皆様からのご支援をお待ちしております。また、すでにご支援いただいた皆様には、心より感謝申し上げます。『なんのこれしき2020』スタッフ・キャスト一同】ミュージカル『なんのこれしき2020』 2021年3月11日-15日 BOX in BOX THEATER企画製作:東のボルゾイ