「WeWorkの衝撃」という見出しが踊って、コワーキングの2兆円企業「WeWork」がいよいよ日本に上陸した。ニューヨークを拠点に、全国の起業家にオフィススペースをレンタルする「コワーキングスペース」のサービスが、創業してわずか数年で時価総額2兆円を超え、インドからイスラエルまで、世界中の起業家のインフラとなっている。
時代が変わった。
人はそんなふうに様々な変化にレッテルを貼るけれど、それってイレギュラーがスタンダードになりかわるときに誰かが理由付けをするだけのことで、当事者とってはなにが変わったのかわからないくらいに、自然なことであることが多い。
WeWorkの衝撃というのもまた、同じことなのではないかと思う。
この日本という国にも、確かにおおきな転換期がやってきた。「はたらく」ということがもっと自由で、多様で、ルールのないものであるということを、認めざるをえなくなってきた。けれどそれって、もともとそうでしょ? そんなふうに思っている人が、この街には多いのではないかと思う。
この街では昔からそうだった。
「ロハス」という言葉が知られるより先に、環境保護が人の健康を維持することと多くの人が知っていた。そして、「働き方改革」なんて言葉が叫ばれる前から、この街の人間は働き方の多様性を信じていた。
そしてわれわれはその概念を、形にする形で示そうと思う。
コワーキングスペース・ネクトンフジサワは、ネクトンキタグチという二つ目の拠点を得て、小さいけれど、変革者をネットワークし、この世界にアプローチし、インパクトを与える動きを起こして行きたいと思う。
「Why join the navy if you can be a pirate?(海軍に入るより海賊であれ。)」
スティーブ・ジョブズがそう声を上げたように、われわれも
「Quit plankton. Become a nekton.(流されて生きるのではなく、自由に泳ぐように生きよう)」
を掲げたい。
集中か交流か
理系か文系か
秩序か混沌か
整然か雑然か
斉一か雑多か
統一か分裂か
男性的か女性的か
インプットかアウトプットか
静的か動的か
論理的か感情的か
スペシャリストかゼネラリストか
マイノリティかマジョリティか
ひとが持ち、背反し、そして愛すべきこの二面性を二つの場に込めて、
この街からはじまる。この街からはじめる。
自由に自らの人生を泳ぎ、針路を決めるNEKTONたちが、近くの世界も遠くの未来も変えていくのだと信じて。
NEKTON FUJISAWAクラウドファンディングに、みなさまご協力をどうぞよろしくお願いいたします!