潮来市日の出に位置する慈母観音潮音寺は、東日本再震災の液状化によって壊滅的な被害を受けました。以後、多数の方々からのご支援によって復興を続けております。震災から10年を数える令和3年、ご支援に対する感謝の気持ちを込めてろうそくの灯りと花を境内一面に並べる「花あかり」という追悼法要を行うようになりました。昨年度は大規模なクラウドファンディングを実施し、大震災10年大法要の名のもとにゲストをお招きして法要を勤めました。また、新型コロナウイルス感染拡大が続いていたことも考慮し、密を避けるためにYouTubeによるライブ配信も行いました。結果として当日までの支援者数は700人を越え、当日の参拝者も一日通算で同程度、YouTubeのアーカイブ動画は500再生を越えました。 震災犠牲者への追悼という要素に加えて、コロナ禍で消費の減少したお花業界にも一助となれば、という思いを発端として通常夏と大晦日に行っている万燈会に追加要素として「百華供養」をプラスしたものが「花あかり」です。ろうそくの目立たない日中には花が、そして花が見えづらくなった夜にはろうそくがお互いを補って彩りを添えます。地震が発生した14時46分という時間にとらわれることなく、様々な時間に景色が変わっていく潮音寺で被災者、支援者の皆さんに想いを寄せていただくことが実現したい内容です。お寺がこれまでに育んできた「供養」という文化を「被災地」である潮来で形にすることを「持続可能」な様式、毎年恒例の行事に仕上げていくことを目標としています。震災を忘れることのないように、コロナ禍を生き抜けるように、そしてこれからの日本を背負う若者たちに希望を与えるために、檀家さんのいないお寺に追悼のお気持ちをお寄せください。 皆さまの無事息災、そして疫病退散を日々お祈り申し上げております。合 掌潮音寺 住職 村上定運拝「花あかり」日程令和4年3月11日(金) 13時30分~ 法 要 14時46分 追悼の鐘※追悼の鐘ののち、潮来出身の歌手・Chizu氏による復興支援ソング「花は咲く」の献歌あり。 17時ごろ~ 点灯開始 20時 終了予定※本年はクラウドファンディングでのご支援は承っておりませんが、潮音寺へ直接ご支援いただくことが出来ます。以下のコースをご用意しております。ご支援コース各種 ①献灯の「お気持ち」コース 1,000円 ②香りのついた「お供え」コース 3,000円③献灯献花に香り付き「花は咲く」コース 5,000円以上 ④追悼写経(父母恩重経・薬師経第七願・写仏納経) 各 2,400 円(発送費込)・ご支援いただいた全てのコースの方に「除疫病護符および特別御朱印の郵送」「献灯器への記名」をさせていただきます。(郵送は行事開催後) ※御朱印デザイン検討中、近日公開・3000円以上のコースの方には、日本香堂様製作、花の香りのオリジナルお線香「潮来の風」をお送りします。 ・5000円以上のコースの方は上記の特典に加えて境内に「ご芳名を掲示」いたします。 各種ご不明な点などございましたら潮音寺までお問い合わせください。奈良薬師寺 東関東別院慈母観音 水雲山潮音寺〒311-2423茨城県潮来市日の出4-7 TEL0299-66-0623 FAX0299-66-3499
ドライフラワーが...早いもので、皆様にご支援頂いた『花あかり』から4か月が経ちました。こんにちは!潮音寺そして昨日ついにドライフラワーが完成しYayoさんの手により箱詰めされました!一足先にハーバリウムボールペンがご支援して頂いた皆様の下へ届いていると思いますが、ドライフラワーも間もなくお送りできます!。いや~、長かった。本当に長かったです。ご支援頂いた皆様にもご心配をお掛け致しました。只今、発送準備中ですので、今しばらくお待ち下さい。箱の中には、ドライフラワーの取り扱い説明書が入っておりますので、ご一読の上ドライフラワーをお楽しみ頂けたら幸いです。私も肩の荷が一つ降りた感じです。皆様、本当に有り難うございました。祈りを捧げる『万燈会』クラウドファンディングではありませんが、潮音寺では来る8月11、12日には3.11『花あかり』と同じように境内にロウソクを1万器並べて祈りを捧げる万燈会を執り行います。お花はありませんが、ロウソクが揺らめく荘厳な景色をぜひお楽しみ頂けたら幸いです。潮音寺では『万燈会』存続のためにお一人500円の献灯のお気持ちをお願いしております。詳しくは潮音寺日記をご覧ください。choonji.blogspot.com
『花あかり』DVDが完成!皆様、ご無沙汰しております。潮音寺の小間使い、阿部でございます。3.11から早2か月、この度、『花あかり』のDVDが完成致しました!早速封入し、順次皆様のお手元へお送りいたします!今しばらくお待ちください!!!
みなさん、こんにちは。潮音寺の住職・村上定運です。3月11日に行われた「花あかり」にご参加くださったみなさま、ありがとうございました。当日は境内に500人以上の方が訪れてくださり、Youtubeでの配信も、のべ2000人以上の方にご覧いただきました。当日ご都合が合わず参加できなかった方は、以下のリンクよりアーカイブをご覧ください。また、お選びいただいたリターンのコースによっては、イベントの様子を収録したDVDがご自宅に届きます。フラワーロス問題への関心を高く持ち続け、被災者への祈りを忘れないためにも、繰り返し見ていただけると嬉しいです。◆当日飾られたお花を加工中!さて、今回のプロジェクトではイベント当日に境内を彩ったお花をそのまま廃棄せず、加工して活用していきます。「飾ったら廃棄する」という一次的な利用から、より長くお花を楽しめる方法へ変えていきたいという思いで発案された取り組みです。まずは今週末に行われる、お寺に隣接された幼稚園の卒園式。卒園する園児たちにはお祝いとして、花あかりで境内に飾られたお花が手渡されます。さらに、会場となるお寺の講堂には園児たちが作った装飾とともに、花あかりで使用したお花が飾られます。そして、それはクラウドファンディングのリターン品であるドライフラワーに加工する過程でもあるのです。このように講堂にお花を吊るして乾燥させ、ドライフラワーに加工する様子を、装飾に活かしています。今回のプロジェクトで、ドライフラワーへの加工からリターン品である作品の制作まで一手に引き受けるYayoさんが、お花の選定や講堂の装飾を行っています。卒園式に彩りを添えたお花は、その後ドライフラワーとなりリターン品として発送されるほか、Yayoさんによってボールペンやブーケライトなどの作品にアップサイクルされる予定です。こうした過程を経てお花を加工していくため、リターン品を待っている方にはもう少々お時間をいただく形になります。発送時期が決まりましたら活動報告でもお伝えしていきますので、楽しみにお待ちいただければと思います。
みなさんこんにちは。茨城県潮来市にあるお寺、潮音寺の住職・村上定運です。昨日、「花あかり」がみなさんからのご支援を以て無事、執り行われました。東日本大震災から10年を数える3月11日、天気にも恵まれ、たくさんの方々の協力を得てイベントを開催することができました。まずはこの場を借りて、「花あかり」にご協力くださったすべてのみなさんへ、お礼を申し上げます。大きなトラブルもなく、美しい花々と明かりに囲まれた境内でみなさんと祈りを捧げられたことを大変嬉しく思います。新型コロナウイルスの影響を受けて始めた「リモート参拝」についても、オンラインからのべ2000人以上の方がご参加くださるなど、大きな反響をいただきました。法要の始まりを知らせる迎鐘(むかえがね)に始まり、14:46の黙とうや秋川雅史さんによる「花は咲く」の奉納演奏、フラワーライフ振興協議会によるパフォーマンス、約1万燈の火を灯した万燈会。盛りだくさんの内容でお届けした1日となりましたが、お楽しみいただけたでしょうか? 直接境内に来てくださった方にも、オンラインから参加くださった方にも、夢や希望をお届けできていれば幸いです。また、今回のイベントでは、新型コロナウイルスを含む感染対策には最大限配慮いたしました。お越しいただいた方が体調を崩されることのないよう祈りつつ、開催後に発送する予定のリターン品制作・発送作業へと移ってまいります。改めて、今回の行事に関わってくださったすべての人に心より感謝申し上げます。これからも潮音寺の復興活動は続いていきますので、引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。合 掌