壱岐島に引っ越してきました。館山にも家がありますので、2拠点での生活になります。小さい島ですが、エネルギーの強さを感じています。今度はどんな海中世界が広がっているかと想像して、ワクワクしているところです。これから、こちらでの素晴らしい海の様子を、お伝えしていきたいと思います。素敵な場所を見つけておきますので、どうぞ遊びにお越しください。島内外の皆様を海の中へご案内したり、作品制作にも力を入れていきます。リターンを差し上げていない皆様には、今年は9月に館山に戻りご案内したいと思います。これからもご支援の程どうぞよろしくお願い致します。
ご支援いただいた方へのリターンの品が完成しました。 ⑤ をお選びいただいた方への「閉息潜水写真 海水ボトル」です! 私が撮影している海の水と作品を、ボトルに詰めたオブジェです。 海の水とともに長い時間をかけて「朽ち果ててゆく様」を 楽しんでいただく意図で製作しました。 これから支援いただいた方へ配達する予定です。 我が家へお越しいただいたり、素潜り撮影を選ばれた方も そろそろ暖かくなってきました! 日程のご希望を相談させてください。 (「潜る」のは、もう少し先ですけどね。)
個展を開催いたします! 場所は新宿のエプサイトです。 エプサイトギャラリーでは、7年ぶりの2回目の個展になります。 会期は、2018年5月11日(金)~5月24日(木)、 10時30分~18時(最終日は14時まで)です。 ※日曜日は休館日になりますので、ご注意ください。 SIGMAさんのカメラSD1をTAILさんのハウジングに入れ、 フリーダイビングで撮影するスタイルには変わりはありませんが 今回は「海中肖像写真」というテーマで制作した新作になります。 協力頂いたフリーダイバーの方々と、頑張って撮影した作品なので 公募選考に選んで頂き本当に嬉しいです。 (選考会での総評内容はこちらです。 https://www.epson.jp/katsuyou/photo/taiken/epsite/event/gallery2/result/selection_2018spring.htm ) (ご協力頂いた友人のフリーダイバーの皆様、本当に有難う御座いました。) 100パーセントのサクセスではなかったので、自力での個展開催が厳しい状況でしたが これで、皆様とのお約束も果たせてホッとしています。 (あとは、展示作品のプリント、額装費をなんとかしなくては!(汗)) (渡米報告会はエプサイトショールームなのでなしにさせてください。 皆様とギャラリーでお会いした時に個別に報告させてください。) 私の海中世界を堪能してしてもらうために、ただいま展示内容を鋭意創作中です。 また今回は、会期中に限り展示作品の販売も予定しています。 皆様に楽しんで頂ける展示にします!! 期間中は是非、会場にお越しください、お待ちしています。
25日からスタートした初めてのアメリカ挑戦も、先日の31日に無事帰ってきました。Review Santa Fe の報告です。 出発当日まで作品の準備に追われながら何とか成田に到着、日本を飛び立ちました。ロストバッゲージが本当に多い!と聞いていたので、どうしても作品とは一緒に行動したいと思っていました。大きなプリント作品は機内持ち込みサイズ限界でしたので、預けないとだめと言われそうで大変心配していましたが、あっさりクリアできて、一安心しました。 入国の際、渡米目的を「ビジネスと答えると色々大変になるよ!」とアドバイスされ、でも、大きなポートフォリオケース持参では、「観光」にならないのでは?と心配していたのも、目的すら聞かれずにアメリカ、デンバーに入国できました。人生初めてのアメリカ本土上陸です!! 乗り継ぎのゲートへの移動に電車を使うという、デンバー国際空港の大きさに圧倒されながらも順調に乗り継ぎ、アルバカーキーに到着。そして、会場のホテルまでの移動はバス。サンタフェ行きシャトルバスの予約サイトは英語だった為、ネットでちゃんとできていたか、またもや心配でしたが窓口のおじさんに「1本早いのに乗れるよ~!」と。ホテルのチェックインまで全てが順調でした。 それにしても、アメリカの人達は本当に親切です。私たちが空港で次の行き先を少しでも迷えば、通りすがりの人も、別の列で待っている人も、私たちを見つけて直ぐに助けてくれました。「他人に奉仕する」文化を肌で感じました。 一晩早めに到着したのですが、作品裏へのサイン記入とプレゼンする順番の準備が間に合わなかったため、ホテルに缶詰になりながら作業と最終チェックをしました。そのため、「参加者チェックイン」ギリギリまで時間がかかり、観光する余裕すらありませんでした。 参加者が集まってくるにつれ、どんどん賑やかになっていく話し声に圧倒されながら、オープニングレセプションへ突入。なんでこんなに寒いのに屋上なの~?と妻になげかれながら参加しました。でも、英語に自信がない私たちは輪の中に入る勇気が出ず、あまり会話に入れませんでした。これは私にとって大きな宿題になりました。 その翌日からいよいよレビューのスタートです。緊張を隠せないまま、通訳さんと合流、1対1の商談がスタートしました。1人のレビュータイムは20分、あっという間に過ぎていきます。用意しておいた英語文も自分で言うと時間がかかるので通訳さんに任せ、自分の思いと希望を伝えます。やはり私の作品は見た事がないらしく、誰もが驚き見入ってくれました。ところが、「気に入ったなら取り扱ってほしい」と伝えても、「検討するからデータを送って欲しい」と、即答は避けられてしまいました。他の参加者もほぼ同じ様子で、即、オファーは、誰ももらっていないようでした。それでも何名かのレビューワーは実現の可能性を探ってくれて、今後の交渉次第では海外でのチャンスを掴めそうだと実感しました。 その晩の一般公開は満員御礼で、100人の写真作家を見に来た方で会場はいっぱいになりました。アメリカの皆さんはシャイな日本人と違い、リアクションが大きくこちらまでハッピーな気分になります。海中撮影する時の水深と息止めの長さは必ず聞かれる質問で、答えた後の反応が毎回アメリカンサイズでした(笑)。 2日目も6人と商談しました。他の写真家の席からは沢山の会話が聞こえ、それが40席以上あるので相当な音量です。でも、私の席だけはいつも静かで、通訳もいるからたくさん会話できるのですが、レビューワー達はいつも静かに作品に見入ります。作品を丁寧に1枚1枚送りながら。 私はそれが好きです。レビューワーが静かになればなるほどスタティックな深い海の中に入っていくような気がするからです。 レビューワーから頂いた意見の一部を紹介します。 「現代の忙しい時代に、時の流れが止まり、聞くべきことに耳を傾ける必要を思い出させる写真。静けさからのメッセージを強く感じる。展示するときは、それを表現できる展示方法がいい。」 「ニューヨークには、日本人の作品を好きな人がいるから紹介したい。霊的(スピリチュアル、レリジャス)なものを感じる。」 「友達にも見せたい!夏のフェスティバルや、他の展示の可能性はありそう。」 「日本的なものを感じた。今までみたことのない写真!神秘的なもの、静けさ。」 全員のレビューも終わり、伝説の「写真家 SAM ABELL(サムアベル)」のトークショーとディナーパーティにも参加しましたが、ディナーパーティ初心者の私達は、座るテーブルが見つからずウロウロする始末・・・。最後まで珍道中でした。 今回は「即、オファー!」と言うような成果にはなりませんでした。去年日本の六甲でレビューを受けて、私の作品をウェブマガジンに掲載してくれたレビューワーのデイビットさんとSanta Feで再会しました。彼は休憩時間にも関わらず新しい作品を見てくれて、また掲載を約束してくれました!これが確実な成果です。あとは彼らとメールなどで根気よくやり取りをしながら、彼らがそれぞれ提案してくれたチャンスに乗れる様に関係を継続していきたいと思います。気付けば、日本で覚えた英語「keep in touch!」を全員に連呼しながら名刺をもらっていました。 皆様からのご支援のおかげで得られたこのチャンスを、これからも掴んでいきます。 ありがとうございました。 そして、 来年は日本での展示を計画しています。詳しい御報告はその時にさせてください。
とうとう!10月27日28日(昨日、今日)とSanta Feで レビューを受けています。 美術館のキュレーター、galleryのオーナー、他の国で同じような写真祭を開催している主催者などから、私の写真作品を講評してもらうことと、ギャラリーなどの取り扱いに作家になることが今回の参加目的です。 1日目の昨日は、「とても印象良く見てもらえた」 といった様子でした。 「水中の作品はいくつか見てきたけれど、この作品は初めてだ!」と興味を持って見てもらえたようです。新しいプロジェクトの方が どうも好評のようで、努力が報われる感じがして嬉しいです。今日も引き続き 残り6人からのレビューでチャンスを掴んで来たいと思います。 さらに昨日は、一般の人に公開する目的で参加している100人の写真を見ることの出来る時間が設けられていました。Santa Feは 芸術の街。一般公開で訪れてくれる人の多さに驚きました。 そして、来てくれたアメリカ人らしい反応がとても楽しかったです。 見に来てくれた方が足を止めてくださった時に、「 underwater 」 と 説明することで、グッと見入ってくれます。 「 湖なの? 海なの?」「 どこの海? 」 「 え?! 息を止めてるって?」「 何分くらい 止めて潜るんだい? 」「 あんたの肺は、強いねぇー! 」 「 どの位の深さなんだい? 」 このやり取りは、何度も何度も繰り返されました。 とにかくお客様方が一様に言ってくださったのは beautiful ! どの方からも、そう言ってもらいました。 そして、こんなことも。「日本人の作品は、素晴らしい。僕は日本人の作品が大好きなんだ」 これは、一般のお客様の発言ですが、実は、レビューを受けた講評の中でも「日本人らしさ」を評価する発言がありました。 アメリカという国に来て、改めて 『 日本人としての感性 』 を貴重だと感じましたし、まさにそれが今回応募したプロジェクト名「 Underwater Zen 」 の 表す ”禅” の姿勢 である、と 感じて 心が落ち着いていくのを感じました。