2021/07/06 07:00

10年前、高山市で

ジムをオープンして間もない頃、

自分が現役時代やってきたことを

そのまま教えていた。


・身体の向きは右斜め45度!

・スタンスは肩幅!

・アゴはひく!

・脇はしぼる!

・右手はアゴの横!

・左手は正面目線の高さ!

・パンチは下半身の回転で打つ!

・パンチと反対の手はガード!


…等々、イメージは

リカルド・ロペス(写真の選手)


本気で世界チャンピオンになろうと

思ってボクシングを始めた

杉田竜平少年だったら、

言われたことを

1ミリの狂いもないように、

「もう終ってもいいよ」

と言われるまで

黙々とやっていただろう。


しかし、

誰もが杉田竜平ではない(笑)


今の時代、

なんとなくで始める子もいる、

ダイエット目的で始める女性だっている。

それなのに、

ガチでやってきたことを

ガチで教えようとしてた。


「私そこ目指してませんから」

と言われてもおかしくなかった。


…言った人はいないけど(笑)



今は素人の人が来ると、

大雑把に構えや打ち方を教えている。


その子がプロ志望だろうと、

ダイエット目的だろうとだいたい同じ。

先ずはボクシングの楽しさを

伝えたいと思ってる。


「その子がプロ志望だったら

 変なクセが付いてしまうのでは…」

と、言われるかもしれないけど、

その変なクセ、大いに結構。


変なクセがあった方が、

相手はやりにくい(笑)

因みにうちのジムでは、

打つことよりも、

避けることに

喜びを感じてもらうよに

指導させてもらっています。


それが杉田ジムのスタイルです。