はじめに・ご挨拶
こんにちは!学生団体はぐねと、はぐねのバックアップをしている一般社団法人ワカツクです。
この度は、本ページにご関心を持っていただきありがとうございます!
私たちは、長引くコロナ禍の中で、孤立・困窮する大学生の問題に取り組んでいます。「学生同士がつながり、困った時には互いに支え合える街づくり」「誰もが安心して学び、挑戦できる街づくり」に向けて、あなたのご協力をお願いします!
【学生団体はぐね】
2020年11月に発足した学生たちによる学生支援団体です。「はぐね」には「若者を育む」「HUG(抱く)」「根のようなつながり」という意味が込められています。
宮城県内の大学生10名で、学生相談事業や、アルバイト情報・食糧支援活動に関する発信、大学生の居場所づくり等に取り組んでいきます。
【一般社団法人ワカツク】
東日本大震災を契機として2011年に設立されました。地域を担う人材が挑戦を続けられる生態系の構築を目指して、課題解決型人材の育成や若者が挑戦できる環境づくりに取り組んでおります。
プロジェクトの背景
長引くコロナ禍の中で、孤立・困窮している大学生がいます。特に今年は、コロナ禍により、アルバイトの機会や収入そのものが減少する一方、オンラインを中心とした授業や課外活動の中で友人や教員へ気軽に相談することもできず、大学生の孤立化がより一層深刻な課題となっています。
しかし大学生を対象とした支援はほとんどなく、孤立・困窮状態に陥っても助けを求められる窓口さえないのが現状です。実際に、今年5~6月にフードバンク仙台が行ったアンケートでは、食糧支援を受けた学生の9割が「誰にも相談していない」と回答していました。また次年度が近づくにつれて、誰にも相談できないまま、休学・退学を検討する学生も現れています。
私たちは、このように大学生の孤立した状況が、大学の休学・中退、ひいては若者の自死の問題につながっているのではないかという危機感を持っています。
このプロジェクトで実現したいこと
「学生同士がつながり、困った時には互いに支え合える街づくり」「誰もが安心して学び、挑戦できる街づくり」の実現を目指して、具体的には以下のことに取り組みます。
・大学生がセルフケアを学べるオンラインセミナーの開催
大学生が困難にぶつかったとき、自分自身を適切にしっかりとケアできるよう、専門家の講師をお招きしてオンラインセミナーを実施します。このセミナーは予防的観点を企図しており、将来的に大学生が困難に直面しても、孤立せずに誰かに相談できるようになることを目指しています。
・学生や中退者を対象とした相談対応窓口の運営
現在の大学生活・経済状況等に不安を持つ学生や、すでに中退してしまった方からの相談をオンライン上で受付ける仕組みを作ります。寄せられた相談は、はぐねの学生相談サポーターや、ワカツク・協力専門機関のスタッフが対応します。相談対応を行う中で、専門的なサポートを要する学生に対しては、専門機関からフォローいただくことで、具体的な課題解決に向けた適切な環境を提供します。
・学生同士がつながれる場の運営
中には自分が「困っている」「すでに誰かに相談した方が良い状態である」ということに気づいていない学生がいます。また、現在はまだ問題が顕在化していなくても、何らかのきっかけで学生本人やその家族の方の収入が減少したり、周囲の人へ相談がしづらくなったりすることは、いつでも誰にでも訪れる可能性があります。そこで、“相談事がなくても”全ての学生がつながれるよう、大学生が参加したくなるような、かつ大学生にとって学びにつながるような各種イベント・セミナーを実施してまいります。
また、今年度の新入生と同様に、来年度の新入生も、オンライン授業により友達とつながりづらい環境になることが予想されます。大学ではオンラインが中心だったとしても、地域の中で、大学・学年を超えて学生がつながりやすい場を提供します。
・大学生を対象とした食料の無償提供
「バイトのシフトが減って、生活費にゆとりがなくなってしまった」「親の収入が減って仕送りが減ってしまった」など、様々な理由で、日々の食事に困っている学生に向けて、食料の無償提供を行います。
これまでの活動
・大学生を対象とした食糧支援活動
・相談対応を担う学生相談サポーターの育成(ソーシャルワーカーの先生をお招きした講座の開催)
・学生の孤立・困窮に関するアンケート調査
資金の使い道
今回集める150万円は以下のように活用させていただきます。
・大学生がセルフケアを学べるオンラインセミナーの開催経費(講師謝金等)
・学生や中退者を対象とした相談対応(相談受付や周知に係るサイトの構築・運営費等)
・学生同士がつながれる場の運営(特に来年度の新入生に向けて)
・大学生を対象とした食事の無償もしくは低額での提供
実施スケジュール
【継続的に行うこと】
以下は、すでに開始していますが今後も継続して行っていきます。
・学生や中退者を対象とした相談対応窓口の運営
・毎月の食事支援
⇒支援の申し込みがあった学生への個別支援や、配付会を毎月1〜2回のペースで行います。学生は経済的な不安があると、まずは生活費を削り食事回数を減らす傾向が見られることから、「助けて」という声を上げた方には支援をする予定です。
・アルバイト情報の提供
⇒すでに行っていますが、今後はオンラインでも参加可能なアルバイト先を開拓し、学生に提供していきます。
【2021年3月以降】
・[2021年入学の新入生向け]コロナ禍に対応した新入生ガイダンスの実施
⇒3月〜4月に複数回開催予定
・大学生がセルフケアを学べるオンラインセミナーの実施
⇒3月から毎月1回程度開催します
なお、本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行します。
リターン
学生団体はぐねのメンバーから、お礼および皆様のご支援に基づく活動計画のご案内をメールでお送りします。また、一定額をご寄附いただいた方には、学生を支える仲間としてお名前をホームページなどで公開いたします。
※グッズ等のリターンを用意できず大変恐縮ですが、その分、事業の成功に向けて専念させていただきます。
最後に
「若い頃の苦労は買ってでもせよ」
とは、しっかりと学生時代にしかできない勉強や研究 、体験をすることであって、決して、生活費が足りなくて食事を削ったり、寝ないでアルバイトしたりすることでは無いと思います。
しかし、私たちの多くは「学生時代は苦労するものだ」として、彼らの苦境を正面から見ることができていないのではないでしょうか。私もいわゆる就職氷河期世代でしたから、それなりに苦労した憶えもあります。でも、周りには 同級生や後輩、相談に乗ってくれる教職員がいました。ほぼ毎日のように彼らと一緒に遊んだり、食事したり、様々な活動をしたり。そのような中で不安を一人で抱えることもなく、楽しい経験ができました。
このコロナ禍で、多くの学生は「自粛」をしています。画面越しのコミュニケーションでは、相手の不調にも気がつけないし、自分が孤立していることにも気がつけません。お腹が減らないから食事を抜いても大 丈夫 、と食事を抜いた生活をした結果 、倒れてしまった女子大生の話を聞いて、私は愕然としました。そのような状況でも、安心して学べる環境をつくりたい。学都仙台と謳っているのであれば、なおのことです。彼らが気軽に相談できる仕組みをつくり、学ぶことを諦めなくてすむバックアップ体制を構築してきます。皆さん、ご協力よろしくお願いします。
一般社団法人ワカツク 代表理事 渡辺一馬
最新の活動報告
もっと見るみなさんご支援ありがとうございました!
2021/02/15 10:42みなさま、地震大丈夫でしたか?私たちはメンバー全員が無事です。そして、活動しているファイブブリッジ4階の会議室はほとんど影響なく、今日も活動を行います。さて、40名の支援者のみなさまありがとうございました!25万円を超えるご支援が集まりました。この大切な資金で、今後も活動を続けていくことができます!これから新入生がコロナ禍でも大学生活がスムーズにはじめることが出来る情報発信やセミナー等を企画していきます。活動計画はまた改めてご連絡いたします! もっと見る
今年最後の食料提供を行いました
2020/12/31 21:4912月30日夜に、今年最後の学生向けの食料提供を行いました。学生さんとのタイミングがあわず、アルバイト明けの本人と電話でやり取りした上で、アパート前に置いていくことになりました。その後、無事に受け取れましたと連絡をいただき一安心。新型コロナウィルスの感染者数が増えており、状況がより悪化しそうだからこそ、すべての学生が安心して学べるように活動を続けていきます。みなさん、良いお年を! もっと見る
記者発表を行いました!
2020/12/23 21:24みなさんはじめまして!学生支援を行っている一般社団法人ワカツクの渡辺一馬です。ワカツクの活動から生まれた学生団体「はぐね」と、ワカツクとで実施しているコロナ禍の渦中にある学生向けアンケートの速報を、本日(2020/12/23)宮城県庁記者クラブで発表いたしました。東日本放送さんが記者会見の模様を学生メンバーへのインタビューと共にニュースで取り上げていただきました。https://www.khb-tv.co.jp/news/localNews/202012231903032.htmlアンケート集計の速報として、学生の8割が対面交流が減った、4割弱が「大学で学ぶ意義が見出せなくなっている」と回答しています。逆に退学や休学を考えている学生は10%を切っています。春頃に同様のアンケートとった時は4割程度の学生が休学や退学を考えたと答えていることと比べると、落ち着いてきたのかも知れません。ただ、自由回答や直接の学生ヒアリングからは「休学の費用が安くないから、だったらそのまま」といった意見もありました。中退予防の研究をしている山本繁さんも「実際に中退するのは、事象が起きてから平均11ヶ月後」と語っていて、まさに年明けからが正念場なのだろうと思っています。ワカツクとはぐねとで、学生が気軽に相談出来るような体制をつくっていこうと活動をはじめています。費用を集めるため、本プロジェクトをはじめました。ぜひ、ご支援をよろしくお願いします! もっと見る
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