2017年7月5日以降発生した、九州北部の豪雨により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
国際NGOプラン・インターナショナルではこの度、九州北部豪雨の被災地域における緊急支援実施を決定しました。
プラン・インターナショナルは、7月7日より2名のスタッフが現地入りし、臨床心理士有志の呼びかけによる支援グループ「Project九州」と協力して、避難所4ヵ所で物資を支給、家に住めなくなってしまった方など避難を余儀なくされている方々のニーズの聞き取りを行いました。
これまでに、衛生用品、肌着などの物資の支給や子どもたちの不安を和らげるための遊べるスペース『子どもひろば』を設置し、長期化することが想定される避難所への支援を継続的に実施します。
●支援内容
・子どもたちの不安を和らげるための遊べる『子どもひろば』の設置
・聞き取り調査に基づき、不足している物資の支給
(マットレス、肌着、スリッパ、生活必需品、衛生用品など)
※聞き取り調査の結果、支給する物資は変更する可能性があります。
※過去の支援活動で配布した衛生用品。
川の氾濫によって崩れた建物
子どもたちが安心して過ごせる場所が必要です。
●現地で聞き取り調査を行った番場職員のコメント
これまでに東日本大震災の支援活動を行った際の経験も踏まえ、被災者の方々の聞き取りを行いました。
現地では本格的な夏となり、慣れない避難所生活では衛生面のケアが最も重要になります。感染症などの発生も懸念されており、衛生用品の支給を中心に支援活動を行うことになりました。
困っている方々が実際にいて、一方で私のように動ける人間がいるならできる範囲で支援し、一歩ずつ前に進むお手伝いをしたいと考えています。
●避難所で出会った方々のお声を紹介します。
-- 「私は肩まで水につかりました。この地域の人たちは誰も川が氾濫するとは想像すらしておらず、やっとの思いでなんとかこの避難所に辿り着きました。これからどうするか、まだ頭の整理ができていませんが、一歩ずつ進んでいくしかないと考えるようにしています」
-- 「川が氾濫して、水が一気に首の高さまで来たので急いで2階にあがりました。数秒遅かったら流されていたと思います。多くの方から支援をいただき、ありがとうございます」
皆さまの温かいご支援をお待ちしております。
※Project九州
九州各地の心理士が立ち上げ、避難所や仮設住宅集会所で、ものづくり活動などによる心の支援を行っている臨床心理士を中心とした支援グループです。プランとは2016年7月から連携し、県内各地の避難所にて住民の孤立を防ぎ、自発性や意欲を促進するための参加型の活動を行っています。
この活動にご寄付いただいた方には、以下をお送りいたします。
受領確認書、領収証明書、年次報告書、機関誌(年3回)
・領収証明書と年次報告書は、来年1月に発行いたします。
・機関誌を、今後1年間(3回分)お送りいたします。
寄付金控除をご希望の方は領収証明書の発行ご希望の旨ご連絡いただきますようお願いいたします。
公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
https://www.plan-international.jp/
寄付型クラウドファンディングの税制優遇について
個人が非営利の特定の法人に対し、事業に関連する寄附をした場合には、 所得税(国税)の計算において、寄附金控除(所得控除)又は税額控除のいずれかを選択して確定申告を行うことにより、所得税の控除を受けられることがあります。税制上の優遇措置がこのプロジェクトにあるかどうか、また優遇措置の試算の詳細は当団体にお問い合わせください。
※「寄附金控除」「税額控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、当団体が発行した「領収証」の提出が必要となります。領収証は年に一度、確定申告時期にお送りしています。すぐに領収証が必要な方はご連絡ください。
※領収証はGoodMorning又はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
最新の活動報告
もっと見る大分県日田市と福岡県朝倉市での活動
2017/07/19 18:282017年7月5日以降発生した、九州北部の記録的な豪雨により今も被害が拡大しています。多くの方々が、自宅に帰れず避難所での生活を余儀なくされています。プラン・インターナショナルは、被害の大きかった福岡県朝倉市の避難所で「子どもひろば※1」の設置・運営を続けるほか、大分県日田市の避難所で物資支給の支援も行いました。 長引く避難生活を支援する九州北部豪雨緊急支援へのご寄付をお願いします。 ==これまでの活動==■大分県日田市の避難所でマットレスを配布 避難所では、硬い床の上で薄い敷物で寝ているため、体や腰への負担を訴えている方が多いことがわかりました。大きな災害に遭遇し身の危険を感じながら避難してきた人たちにとって、安心して眠ることができる環境は、心身の回復のためにとても重要です。プランは、それまで避難所を巡回してニーズを調査していた熊本の支援団体「バルビー」からの要請を受け、マットレス59枚、敷きパット25枚を購入し、「バルビー」が3カ所(夜明公民館、大明小学校、桂林公民館)の避難所へ届けました。 支給したマットレスの使い勝手を確認 マットレスに敷きパットを敷いて ■「子どもひろば」で見守り保育を実施~杷木地域生涯学習センター(らくゆう館) プラン・インターナショナルは、本格的な復旧作業が始まった7月14日から17日までの4日間、「Project九州※2」との連携のもとで、避難所の「子どもひろば」で見守り保育を行いました。 避難所周辺では、災害支援の車両が増え、子どもが屋外で安全に遊べる場所も限られています。また、大人たちは復旧作業に忙しく、子どもに目が届きにくい現状があります。 子どもたちは、「子どもひろば」が始まる朝9時から、終わりの午後3時過ぎまで、段ボール工作やお絵かき、ゲームなどをして、楽しく過ごしました。傍らには、保育士や臨床心理士のボランティアスタッフが付き添い、一緒に遊びながら、一人ひとりの様子を見守りました。4日間で約60人の子どもが利用しました。 カラフルなマットで和やかな雰囲気に (※1)「子どもひろば」 災害・緊急時に、子どもの保護と心のケアのために設置・運営されます。子どもたちが一日もはやく日常を取り戻せるよう、遊びや学習を取り入れることで、子どもたちが抱えるストレスを軽減させ、自尊心を育み、自分を守れるようになることも視野に入れて活動します。また、保護者も含めた子どもの保護への理解を深める場としても重要です。 (※2)Project九州 九州各地の臨床心理士が立ち上げ、避難所や仮設住宅集会所で、ものづくり活動などによる心の支援を行っている支援グループです。プランとは熊本地震での活動を通じて2016年7月から連携し、熊本県内各地の避難所にて住民の孤立を防ぎ、自発性や意欲を促進するための参加型の活動を行っています。 もっと見る
子ども見守り保育と、安心して子どもが遊べるスペース『子どもひろば』の設置が必要です。
2017/07/14 22:56九州北部豪雨発生から、1週間。被災した自宅の掃除を進めなければならないなか、外にはがれきなども多く、子どもたちは外で遊ぶことができません。 避難所に長く滞在しなければいけない状況のなか、子どもたちが安心して楽しく過ごせるよう活動を進めています。 -- 避難所で『子どもひろば』を利用した方の声 「この辺りは被災から約1週間がたち、大型車両などの交通量が一気に増えました。土砂からの砂埃とかがすごくて、吸い込んだりするので、今までのように子どもたちだけでは外で遊ばせることができないので、こういう場所があるとうちの子も本当に楽しそうに遊んでますね。」 「今日はこれから家の片付けに行きたいのですが、うちの子はまだ小さく、土砂や水たまりも小さい子には気にはなるので、預かっていただけて助かります」 もっと見る
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