こんにちは!間もなくガザ現地に向け東京を出発します笹尾です。
本日は、応募総数80通の難関を突破し見事GEC2017ファイナリストとなった10チームの製品/サービス内容をそれぞれ簡単にご紹介します!
[インタビューの様子:現地でプレゼンをする参加者]
想像を遥かに超える応募数にたじろぎながらも、JGICメンバー3名とガザ現地の協力インキュベータースタッフ4名の合計7名により(時差はあれど…)夜を徹して書類を選考、上位20チームに対しては追加インタビューを実施し、以下10チームを決定致しました!(以下、順不同)
① Veranda
緑地が少なく多くの環境問題を抱えるガザにおいて屋上ガーデニングのデザインを提供するサービスを提案。
② Walk and Charge
電力供給が限られているガザにて、歩行の際に発生するエネルギーを利用したスマートフォンの充電器を開発。
③ Rozza Designs
マグカップ、Tシャツ、キーチェーン等の小物に顧客の要望通りのデザインを印刷するサービスを提供する、ガザ地区初の女性によるオンラインショップ。ガザ地区での女性社会進出の一助となるべくロールモデルとして活躍することを目指す。
④ ECO-Crete
ガザ地区で現在規制なく廃棄されているガラスや焼成粘土を、セメントの代替となる素材へと加工し有効活用しようとするプロジェクト。
⑤ Basataup
ガザ地区に搬入されている木製パレット(木製の板)の約50%が使途不確定のまま放置されている状況に目をつけ、この木製パレットを使用し屋外・屋内家具を製作、販売する。
⑥ HI KIDS
4-12歳の子どもを持つ親が子どものインターネット・ソーシャルメディアでのアクセス情報範囲を管理し、有害情報から子ども達を守るアプリケーションの開発。
⑦ Ana Arabi
コメディ、冒険もの、ファンタジーを始め幅広いコンテンツのアラビア語リーディング・リスニング教材をアラビア語話者の子ども向けに提供するサービスを提案。
⑧ ECOHOME
有機物や有機肥料を特殊な方法で発酵させることにより可燃性メタンへ変化させ、代替的な再生可能エネルギーとすること、そして同時に栄養価の高い有機肥料を生産することでガザ地区の環境問題改善を目指す。
⑨ Zidney
学校での授業を補完しつつも娯楽的要素のあるゲーム教材を開発し、子どもの数学的・理化学的な能力向上や有害な電子ゲームに代わる楽しみを提供する。
⑩ Speed Math Program
8-15歳の子どもが数学嫌いの傾向があることに着目し、独自カリキュラムを考案。これによりガザの子どもたちの問題解決・分析的思考・クリエイティブシンキング等習得を目指す。
どのチームも、ガザ地区内で日常的に感じられている社会問題に切り込むアイディアでGEC2017に応募してくれました。一週間後に迫ったGEC2017のステージでの最終プレゼンテーションにより、今年度優勝チームが決定致します!私は間もなく現地で審査員をさせていただくことになるので、10チームの熱意を感じながらプレゼンテーションを見られることに非常にわくわくしています!
この様子は8/14(月)に都内・日比谷公園付近レストランにて特設中継会場をご用意してお伝えする予定ですので、ぜひお越しください!
詳細はこちら!
[現地での書類選考メンバー]