キズキ/安田さんからメッセージをいただきました。
安田さんは学生時代からの友人であると同時に、現在では若手起業家として頭角を現している頼れる仲間でもあります。
昨年に引続き、今年もガザに渡航、現地の起業家の卵向けにお話し頂きました!
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安田祐輔と申します。昨年に引き続き、このガザビジに参加しています。
私は大学時代に、イスラエル人・パレスチナ人12名を日本に招き平和会議を行う活動をしていました。「日本・イスラエル・パレスチナ学生会議」という、ガザビジ創業者・上川路が大学時代に作った学生団体です。
その会議自体はイスラエル人・パレスチナ人が別れ際に大泣きするほど成功したものの、中東情勢に対して「大きな」インパクトを残せたとは思えませんでした。
むしろ私は、どんな苦しい時も諦めない強さや、人を赦す優しさを、彼らから学んでいました。
そして私の中には、問題解決に寄与できない悔しさと、たくさんのことを教えてくれた彼らへの感謝が残りました。
それからずっと、「いつかパレスチナにきちんと貢献がしたい」と思っていました。
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その後、私は大学を卒業した2年後、キズキという会社を起業し、今はアルバイトスタッフを含めると、120名ほどの会社になりました。
そして昨年、上川路から誘われ、第一回のガザビジに参加しました。無力感を感じた大学時代から10年近くが経っていました。
ガザ40%もの失業率があり、そのことで希望を失っているということ。だから、起業支援を通じてガザに希望を提供できるかもしれないということ。
そして第一回のビジネスコンテストに参加し、
「私自身の起業・経営経験を通じて、パレスチナの人たちに貢献できるかもしれない」
そう思えたことが、2年連続の参加の動機になっています。
民間の立場から「紛争の解決」に直接寄与することは難しいかもしれない。けれども、相次ぐ戦争で苦しむ人たちに「希望」を提供することはできる。「希望」を失いつつあるガザの人たちに対して、「世界は見捨てない」という明確なメッセージになるとも思っています。
ご支援、よろしくお願いします。