こんにちは、ガザに渡航していました笹尾です!
本日は、優勝チームであるECOHOMEについてご紹介いたします。
チームメンバーは4人。
リーダーのイブラヒムと、製品開発責任者のアリはガザイスラム大学(Islamic University of Gaza)の学生で機械工学専攻です。来年卒業を控える二人の卒業制作を本プロジェクトに発展させ事業化を目指しています。
唯一の女性メンバーであるラシャは同じくガザイスラム大学を卒業し、現在はマーケティングなどビジネスの勉強を進めています。今後更に経営の知識を深めていきたいと話してくれました。
GEC2017に参加は叶わなかったものの、もう一人、現在はトルコにいるロシンというメンバーが製品の実用化実験等の知識面でチームを支えています。
彼らのアイディアは家庭で出る有機ゴミやたい肥等を特殊な方法で発酵させることにより可燃性メタンへ変化させ、調理等に使用可能な代替的な再生可能エネルギーを生成すると同時に、栄養価の高い有機肥料を製造することのできるディスポーザーを開発するというもの。
ガザ地区内の家庭に本製品が普及することにより、ガザの燃料不足問題や環境問題改善に資することを目指しています。
現在は、製品化のベースとなる試作品が完成している段階で、これを更に小型化しつつ機能の拡充を目指しています。プロトタイプ製作と実用化実験の繰り返しで製品クオリティを改善していきます。
ここで、ECOHOMEメンバーから日本でサポートしてくださる皆様に向けたメッセージを御紹介します!
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俳優・コメディアンのジョナサン・ウィンターズはかつて言いました、”船が入ってこないなら、泳いで船にたどり着け!”これが、GEC2017への参加の動機となった私たちの考え方でした。私たちには、ガザ地区の現状をより良い未来に変えていくという夢があります。不死鳥フェニックスのように、私たちのガザに再び命を吹きこんでみせます。ガザビジのドナーの皆さまが、こうして私たちの夢を実現させる機会を与えてくださることに心より感謝いたします。
エコホームチームより
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(原文)
“If your ship doesn’t come in, swim out to it!”- Jonathan Winters.
This was our way of thinking which motivated us to join GEC2017.We have a dream to change our reality for the better future. As a phoenix, we will revive our Gaza Strip. All our gratitude to JGIC donors for granting us this chance to make our dream come true.
―ECOHOME team
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ガザビジとしては今後、彼らのアイディアをブラッシュアップし、直面する問題に対する実務的なアドバイスをいただけるメンター探しをお手伝いしていきます。
もし、関連ノウハウをお持ちの企業の方、アカデミアの方々、もちろん個人の方などご存知の方がいらっしゃいましたらぜひご紹介いただきたく、みなさまのサポートをいただけますと嬉しいです!