パレスチナ難民の支援を担い、JGICのパートナーでもある国連機関UNRWAが、8月12〜14日に行われたガザでのビジネスコンテストの模様をプレスリリースで発信してくださいました!
このような形で発信していただき、ガザの中はもちろん多くの方に今回の取り組みを知っていただけることができ、大変ありがたく思っています。
リリースでは、本プロジェクトの意義や優勝チームの詳しい紹介がされていますので、ぜひご覧ください。
※以下、リリースの日本語訳です。
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GAZA ENTREPRENEUR CHALLENGE開催:より明るい未来に向けて、若者の創造性と革新的なアイディアが発散される
UNRWAは、昨年に続き、Japan Gaza Innovation Challenge (JGIC) との連携により、2017年8月12日〜14日まで「GAZA ENTREPRENEUR CHALLENGE」(GEC)を開催しました。期間中は、UNRWAのガザ市にあるガザ職業訓練学校で、3日間のワークショップとビジネスコンテストが行われ、最終日に結果発表と閉会式が行われました。
期間中、参加したチームは、ワークショップやレクチャーを通じて、ビジネスアイディアがガザの未来にどのように貢献するか学びました。またビジネスを成功させるために必要なスキルや知識を身につけたり、ビジネスアイディアを発表し、日本の投資家や社会起業家とつながったりする機会になりました。
イベントは、UNRWAのスピンオフで生まれたGGatewayなどガザのインキュベーターも協力して行われ、8組の様々なビジネスアイディアが発表されました。
今年の優勝者はECO HOMEで、有機物を発酵させ可燃性メタンガスに変え、代替的な再生可能エネルギーと作物改良のための有機肥料を生産することを目指します。チームには優勝賞金の5,000USドル、ビジネス立ち上げのための技術支援と日本への研修旅行の機会が授与されます。
2017年のGECは、ガザの生活改善に貢献する起業プロジェクトに焦点があてられ、発表されたアイディアは、ヘルスケア、栄養、水資源マネージメント、リサイクル、農業、教育、製造と多岐に渡りました。
審査員の1人である功能聡子さんは「プレゼンテーションには、新しいクリエイティブなアイディアでコミュニティが抱える問題解決に寄与したいという情熱と強い意志が表れていました。これからもより良い未来の実現に向けて支援していきます」と述べています。
UNRWAでは、様々な取り組みを通じて、厳しい社会経済状況による困難を乗り越える方法として、若い企業家の支援をしています。ガザの封鎖は今年で11年目になり、度重なる武力紛争により、大きな経済損失があり、人口の多くが失業と貧困の状態に置かれています。
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また、同様の内容が、8月12日の「国際青少年デー」を記念したガザ事務所の取り組みを報告したレポートでも、今年のテーマ「若者による平和構築(Youth Building Peace)」に非常にあったプロジェクトとして紹介されています。
ON INTERNATIONAL YOUTH DAY, UNRWA REAFFIRMS COMMITMENT TO EMPOWERING PALESTINE REFUGEE YOUTH
国連機関と方向性を共有しながらプロジェクトを進めていけることはとても喜ばしいことですし、今後も、日本の私たちができるアプローチを通じて、ガザの未来を創るサポートをしていきたいと思っています。
引き続き、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!