2021/07/02 08:00
私が朱鞠内を訪れ、強制労働犠牲者の遺骨発掘を体験したのは大学3年生の夏休み(2001年)でした。在日コリアンであっても日本の学校出身の私にとって、「強制労働」という言葉は、遠い昔の歴史用語でしかありませんでした。それが、いざスコップを持って土を掘り、数日間かけた共同作業で遺骨を目の当たりにしたとき、私の歴史観は変わりました。
その方の人生がどんなものであったのか、なぜこんな寒い地で亡くならなければならなかったのか、たくさんの疑問と悲しみが沸き起こりました。
歴史とは、現在を生きる者が、なぜそのようなことが起こったのかを考え、社会をよくするために学ぶものだと思います。教科書では学べないことを教えてくれる笹の墓標展示館の再生と、東アジアの「和解と平和の森」実現のためのクラウドファンディングに、ぜひ多くのご支援をお願いします!
在日コリアン青年連合KEY
金和子(キム・ファジャ)