【移転および活動終了のお知らせ】
森の遊学舎/こめらの森・南会津につながる皆様へ
こんにちは。大西です。
今宵は仲秋の名月。
尾花と呼ばれるススキも盛りですね。
早速ですが、このたび、12月15日をもって
「こめらの森・南会津」の6年半にわたる活動を終了し、
岐阜県郡上市白鳥町石徹白へ移住することを
決断いたしました。
突然のことで驚かれた方もいらっしゃるでしょうが、
ちょっと振り返りつつ書きます。
2008年に念願だった南会津へ移住。
山の恵みに活かされた暮らしとシゴトを始めました。
2011年に震災と核(原発)事故を経験し、
当然ながら避難準備もしていました。
しかし、南会津は放射線量が奇跡的に低くかったことから、
緊急事態に置かれている県内外の子ども達の
心と身体を元気にする「保養」と
コミュニティーの再構築を意図し継続してきました。
これまでに保養キャンプ50回。
延べ約2000人が参加してきました。
が。
いったんここで立ち止まり、
次のステージへ行こうと思っています。
具体的には妻、子ども2人の4人家族で県外移住。
それに伴い、森の遊学舎も移転します。
最も大きいのは核(原発)事故です。
未だに収束せず、廃炉に向けての道筋さえも不透明。
世代を越えた長い道のりがあることが挙げられます。
先日もメルトダウンした核燃料の放射線量について、
史上最高値が記録され、
ロボットさえ近づくことができない状況が報道されました。
おそらく、これから数十年どころか、
100年単位で向き合わざるを得ないでしょう。
2013年に娘を授かり、
先日、2017年に息子が誕生。
日本列島も世界も、
安全な場所は無いのかもしれませんが。
まず家族を今より少しでも安心できる場所へ
というのが第一です。
それから、もともと私達が求めていた
狩猟採集手仕事をして「生き物として生きる」こと。
山や森や海や川や他の命に生かされる暮らし。
それらが低線量とはいえ
南会津でさえも困難であることは現実です。
震災でまず自分のことは置いて、
駆け抜けてきた6年半。
もう一度、
自分たちが何に生かされているのか、
どのように生きたいのか。
ワタシだけでなく、家族とも話して
世の中にも還元できる方向で歩みたいと願っています。
こめらの森の活動は
今年いっぱいで、南会津から離れます。
引っ越し準備をしつつ、
11月3日~5日の3連休で、
「こめらの森に集まろう会(仮」を企画募集中です。
みなさまとお逢いできる機会を
一緒に総力を挙げて楽しんでいきます。
「保養を文化にするまで!」
そんな気持ちも強く持っていますが、
残念ながら力不足を痛感しています。
いったん、仕切り直しつつ、
全国で活動中の保養団体を後方支援して、
長く寄り添っていける仕組みを創りたいと思っています。
いまや世界中で400基以上の核発電所があります。
地球のどこに住んでいても、他人事ではありません。
人間だけでなく全ての命にとっての
緊急事態は継続しています。
追記:◆こめらの森の今後について
群馬県から通ってくださっている石井邦男(パッチ)さんが
場所のみ引き継ぐ方向で動きはじめました。
この件については、また連絡いたします。
◆移住先について
岐阜県郡上市石徹白に決定。
新しい家も決まりました。
ここは標高700m。
白山の南麓で郡上八幡から1時間。
世界遺産・白川郷からも1時間の山村です。
◆石徹白地区地域づくり協議会
https://www.facebook.com/itoshiro.net/
◆石徹白 子育て
http://life.itoshiro.net/
◆石徹白カレッジ
http://itoshirocollege.com/
◆石徹白アウトドアライフビレッジ
http://outdoor.itoshiro.net/
◆2017年秋に公開予定の映画「おだやかな革命」にも
石徹白地区の全戸出資で実現した小水力発電などが登場します。
https://readyfor.jp/projects/odayaka-kakumei
http://odayaka-kakumei.com/
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7年目の「自主避難」となりますが、
改めて皆さまからの大きな愛と想いとご縁をいただいたことを胸に、
今後も歩んでまいります。
来春以降の事業など、
詳細が決まってきましたらお知らせいたします。
ありがとうございます!!
終わりの始まり!
いざ参る!
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