2021/03/03 11:00
止めない行動の本当の理由

子育てをしていると怒ったり、叱ったり、注意したりということがあります。

子どもにあまり悪気はなく、その行動が状況に合った行動か合っていない行動か、まだ分からないから仕方ありません。

興味のままに行動したり、衝動のままに話してみたりと、まだ社会生活というものが分かりませんからね。


時を戻すと、私たちも同様に、親や大人から合った行動、合っていない行動を学んできました。

そして、今度はそれを子どもに伝えているのです。

(伝え方はそれぞれでしょうが・・・)


とはいっても、私たちの子どもの頃と時代や社会的背景が違うので、当時が良かったことでも今ダメになっていたりもします。

この違和感をどうするか、という話は置いておきますが、今回はこの話題。

子どもが言っても聞かず、ある行動を繰り返すということ。

この理由は1つしか理由はありません。

それは、、、


その行動にメリットがあるから。


このメリットが楽しさ、面白さ、スリル、親の注目、周りの反応だったり様々ですが、そのメリットがなくなるとその行動はしなくなります。

一見メリットも何もない無意味な行動と見えても本人にとって(あるいは気付いていないかもしれないですが)、メリットはきちんとあります。

なので、子どもにある行動を止めさせたいのであれば、その相手のメリットを追求していくことが大切です。

メリットが無くなるとその行動はしなくなります。

一見メリットに見えなくとも、メリットを考える必要はあります。

例えば、怒られること。

これは一見デメリットのようですが、親からの注目という最大のご褒美にもなってしまいます。

子ども目線で物事を見るということを、大人の私たちがスキルとして獲得すると、生きやすい提案ができるようになってきます。


平穏な家庭のための心理学。

本日は行動分析学という学問からお届けしました。

クラブハウスもやっていますのでよろしければお聞きください。


「礒村」(※漢字注意)で検索すれば「ころ」でヒットします(笑)