感想はどこで・・・自転車に乗る練習を子どもとしていた時に子どもから教わったことがあります。それは、、、「ぼくは自転車にのれない」という感想を言い出した時です。確かに現時点で子どもは自転車に上手に乗れません。しかし、私たち全員が自転車に乗っている人を知っています。中には乗れない人もいるかも知れませんが、乗れる人はいます。にもかかわらず、「自分を乗れない人」と思うのはまだ早いんじゃないかな、と思った訳です(^▽^;)「乗れない」ではなく「乗らない」のか「乗りたくない」のか「乗れるよう」になりたいのか、ゆっくり確認していくと、乗りたいという想いはあるようでした。ですから、乗れるようになるために練習をしました。そして、驚いたことに割と早い段階で乗れるカタチになりました・・・。最初はハンドルの操作も出来なかったのに(笑)信じること自転車の話しから思ったことは私たちは感想を出すのが早すぎるのではないか、ということ。何か出来ないことがあるとその時点で「出来ないこと」と判断してしまい、「やりたい」という気持ちは置いてけぼりになってしまいがちです。世の中の選択肢は「出来る」「出来ない」ではなく「やる」「やらない」の選択肢だけだと感じました。現時点で出来ないことは数年後には当たり前に出来ることになっている可能性があります。と、考えるとテスト結果に一喜一憂することなく、ロングスパンで物事をみようとしてみてください。私の知り合いにも中学にグレていた方が、社会貢献活動をしているという人もいます。中学の時に成績優秀を言われていた方が、今は毎日が面白くないと言っている人もいます。どちらも人生半ば。どう進むかはまだ分かりませんが、人生の最終地点を考えてみると、感想は変わってくるかもしれないな、と自転車に乗る子どもを見ながら思う日でした。P.S心理学的には自己理解、一致と不一致からくるメンタルの歪みというものになります。この自己と現実の差が大きくなると、人はメンタルを崩しがちになると言われています。カウンセリングとはこの差をゆっくりと埋めることです。自転車に乗れない現実と乗れているイメージの一致を促したという訳ですね。