監督の庭月野です。
6月3日(金)、ついに映画『仁光の受難』の初号試写が行われました。
キャストやスタッフを含め総勢60名を超える関係者が集まり、4年もの歳月をかけた長編時代劇の完成を見届けました。
長期に渡る制作期間に見合うクオリティになっているのか。皆が満足するような作品になっているのか。 朝からずっと落ち着きませんでしたが、上映が終わって会場の明かりが点いた時に見えた関係者皆の笑顔が、作品の出来を保証してくれいるように思えて胸を撫で下ろしました。
映画『仁光の受難』はこれにて完成となります。当初想定していた制作期間や予算を大幅にオーバーしてしまいましたが、とにかく良い映画にすることを優先して突き進んできました。その結果、映画の完成を待つパトロンの皆様には大変ご迷惑をおかけすることになりましたが、面白い作品をお届けすることで恩返し出来ればと思っております。
試写会で上映されたのは「初号」と言いまして、完成品の一番最初のバージョンです。(映画は一度完成した後も、上映版や製品版までに多少の修正やマイナーチェンジが行われます。ディレクターズカットなどもその例です)作品DVDやBlu-rayのリターン品に該当するパトロンの皆様には、この「初号」をお送りします。
先の活動報告では5月からリターン品の発送を開始を予定しておりましたが、初号完成が少し遅れたため、6月中に発送を開始し、7月中にすべてのパトロンの皆様にリターン品をお届けする、というスケジュールで進めさせて頂ければと思います。何度もスケジュールを修正してきましたが、これが最後のリスケとなるでしょう。
上映後はキャスト・スタッフと喜びを分かち合い、朝まで飲みました。
海外の国際映画祭への応募も開始し、今後は劇場公開に向けて動いていかなければなりません。皆さまに支えられたこの作品がひとりでも多くの人にご覧頂けるよう努めて参りますので、何卒よろしくお願いします。