2021年3月22日、数輪の桜の開花を確認し、桜ライン311として「開花宣言」をいたしました。私たちが毎年、開花宣言の標本木としているのは陸前高田市高田町にあります「浄土寺」のカワヅザクラ。東日本大震災の津波到達点となった場所で、2011年11月6日の第1回植樹会で植えられた桜になります。今回のプロジェクトのトップページ写真に使われているものが、満開となったカワヅザクラです。2020年4月8日撮影 高田町浄土寺のカワヅザクラ昨年(2020年)の開花宣言は3月18日でしたので、4日遅い開花となりました。これまでの開花宣言2020年3月18日2019年3月20日2018年3月16日2015年3月25日2014年4月4日2013年4月9日2012年4月9日満開になりましたらまたご報告させていただきます!
2月9日のスタートから39日。皆さまのご声援のおかげで目標金額の310万円を達成することができました。ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございます!!総勢230名以上の方に支援いただいて、こんなに多くの方々が応援してくださっていることに感動し、あたたかいメッセージに大いに励まされています。こうして応援してくださる皆さまが、私たちにとって何よりの宝物であり、エネルギーの源であると感じています。3月31日までの残る期間でネクストゴール【450万円】に挑戦します!!追加でいただくことができたご支援は、・看板(サイン)のメンテナンスや、経年劣化による破損に備える。・樹名板を200枚増設。に使用いたします。看板(サイン)の耐久年数は約10年と言われていますが、私たちはさらにその先の人々にも伝えていくためにネクストゴールを設定させていただきました。またネクストゴールである450万円を達成した場合、目標を超えたご支援については今後の桜の苗木購入費に充てさせていただきます。未来の人たちへ震災の教訓を伝えるためにも、最後の最後まで、どうかご声援よろしくお願いいたします。桜ライン311事務局
クラウドファンディング開始早々、ご支援いただきました 高田町在住 冨山勝敏さま より力強いメッセージをいただきました。冨山さまのご自宅兼店舗は津波で流失後、2019年4月頃ご自宅を、同年8月頃には店舗をかさ上げ地に再建されました。再建されたその場所からは、桜ライン311が植樹した浄土寺の桜がよく見えましたが、周囲の住宅再建により浄土寺の桜は直接見ることが難しくなりました。とは言え、歩いていける距離です。また、遡ること同年3月店舗からほぼ正面に桜ラインが植樹され、冨山さまも今後が楽しみなご様子です。まさにスタッフの親世代の冨山さま。お会いするたびに、「これからは若い人が何かをやらねば!伝えていかなければダメよ~。だから団体の活動は素晴らしいと思う。これ本当よ~(^^)」とおっしゃってくださいます。桜ライン311を想う親心のメッセージを下さりました。------〔以下、メッセージです〕------------2011.3.11東日本大震災大津波到達地点ラインに「桜」植樹!それは、自然の脅威に対する戒め・恐れ・敬い、犠牲者の冥福を祈り、後世に語り継ぎ、忘れえぬ記憶を「桜」に託し表現するものです。自然災害は様々な形で「誰もが被災者になりうる」ため教訓を残します。この「桜ライン」意義をご理解いただき、末永い記憶継承維持のためどうぞ桜ライン311に、ご支援ご協力賜りますようお願い申し上げます。(陸前高田市高田町 冨山勝敏さま)---------------------------------------------(写真右側の赤い建物が店舗です。2019年4月には浄土寺の桜がよく見えました)(ご友人と共に浄土寺の桜の前で)~~~~冨山さまの店舗のご紹介~~~ジャズ喫茶 h.イマジン (h.IMAGINE)(読み方は「ひまじん」だそうで、洒落がきいています)https://sites.google.com/view/h-imagine/history2003年に東京から移住し、大船渡市の碁石海岸に店舗を構えるも火災により焼失。その後、陸前高田に移住し2代目店舗を構えるも今度は津波にあい流失。幾度となく困難から立ち上がった冨山さまが入れて下さるコーヒーは、また一味違います。グライドピアノに一流のスピーカーがそろいムード溢れるお店です。
2021年3月3日、岩手県陸前高田市立気仙小学校6年生8名とともに、今シーズン最初の桜の植樹会を行いました。卒業式を間近に控えた子どもたちは、桜の植樹活動に参加できることを楽しみにしていることもあってか植樹地まで足早に移動をしていました。児童たちはスコップやつるはしを使い、1時間ほどで高さ3mエドヒガンザクラを1本植樹。楽しく時には冗談を言い和気あいあいとしつつも、桜の意味を理解しながら作業をしていました。参加した子どもは「私の家すぐ近くだから、時々様子を見に来るね!桜の様子教えてあげるから。」と話していました。植樹の最後には根付きを良くするために、ペットボトルに入れた「メネデール」という液体肥料を根の周りにかけています。子どもたちは全員がメネデールをかけられるよう、少しずつ交代しながら作業する姿もあり、とても頼もしく、仲の良い学級だと感じました。これから先10年20年後に植樹した桜の下で、お花見をしながら「あの時こうだったよね」と話し、親の世代になった時にはさらにその子どもへ伝えてほしいものです。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によって中止となりましたが、今年は無事に開催され先生方も一安心されていました。また、「来年度以降もぜひやりたい」とお言葉をいただき、次同校と植樹会を行う時には今回の続きに植樹をする予定です。桜の苗木を植える様子。重さは約5㎏。学校植樹会とは・・・市内の学校に通う子ども達が津波到達点に桜を植樹する機会を作り、震災の記憶の薄い子ども達が東日本大震災について考えるために行っています。現小学校6年生は、震災時まだ1~2歳で物心つく前。当団体の活動趣旨である「後世に語り継いでいく」ためには、これからを担う次の世代へこの意味を後世に伝えることが必要不可欠です。気仙小学校とは・・・気仙小学校は陸前高田市の東側に位置し、東日本大震災発災2年後に「旧気仙小学校」と「旧長部小学校」が統合した学校。同校とは、2017年から一緒に植樹活動を続けており今回4回目のご参加です。「旧気仙小学校」は東日本大震災の津波によって全壊し、新校舎が2019年1月、今泉地区に造成された高台へ再建されました。校舎は海からおよそ1km離れたところにあり、海抜49m。
=== たかたのゆめちゃん ===たかたのゆめちゃんから、桜ライン311に応援メッセージが届きました!陸前高田市のゆるキャラ「たかたのゆめちゃん」は、震災後の2012年1月に誕生しました。陸前高田市ゆめ大使として、トレードマークの頭のお星さまは希望の光に満ち、子どもたちを安全な場所まで導いてくれる妖精さんです。椿のバックには夢がいっぱい、幸せいっぱいです。たかたのゆめちゃんが住んでいる場所は、希望の一本松の上。復興と共に歩んだ たかたのゆめちゃん は、陸前高田市民からも全国の皆さんからも愛され、2020年10月、最後のゆるキャラグランプリで1位を獲得しました。桜の季節になると、希望の一本松から“ビューン”と浄土寺にお花見に来てくれるんですよ。いつか桜の植樹にも来てくれたら嬉しいです。----以下、メッセージです-------------------------------------------『陸前高田市ゆめ大使のたかたのゆめちゃんです。ゆめちゃんも桜ラインのしたで、写真を撮ったことあるよ~♪桜の木が避難の目安のなっているよっ★看板があったらみんなにも、とってもわかりやすいよね~♪ゆめちゃんも何かあったら、一本松から桜に向かって避難するねっ♪ゆめちゃんも応援してるよっ★』--------------------------------------------------------------------たかたのゆめちゃん、お忙しいところ桜ライン311のためにメッセージを送ってくれて本当にありがとうございます!ゆめちゃんも子どもたちを安全な場所まで導いてくれる役割があるんですね。ぜひ、桜ラインを目印にしてくださいね!