東幼稚園に昨年の7月に出会い、グランドオープンまで約1年。
この事業をスタートしようと決めるのに決断は早く、出会って1週間後には社員の二人に
「このまま黙ってコロナが治るのを待つか。勝負に出るか?どっちがいい?」
と聞いていました。
ワクチンもまだ普及しておらず、先行きが見えない暗闇の中。
二人も私の思いと会社の現場を普段から理解してくれており、即断...
「勝負に出ましょう!」
思いを一つにした瞬間でした。
そこから今回の公募事業※1へ事業計画書を急いで作成し、提出。
公開審査会を経て、無事に採択。1月に契約することができました。
この決断に至った理由は複数ありますが、大きな理由は「施設の立地」と、「純粋な賃貸借契約」だったこと。
津山という岡山県北最大の都市の中心市街地にあり、かつ城東街並み保存地区の一本裏手。
毎回ケータリングでお邪魔しているギャラリー・PORT ART&DESIGN TSUYAMAから徒歩2分で、PORTとの連携も実現できるという点も大きかったです。
(PORT ART&DESIGN TSUYAMA https://www.port-tsuyama.com/)
また、この公募事業は津山市独自の制度で国や県の補助金等を受けているわけではなく、そのため行政からの地域住民連携の強い縛りがなく、転貸が可能であるというところ。
真庭で3校の廃校利活用を行ってきた経験から、通常の廃校利活用の縛りを感じさせないこの条件は非常に素晴らしいものでした。
簡単にいうと、「予算も補助金も出さないよ。全て自己責任だよ」という分かりやすさ。
持続性を考える上で事業はスマートかつシンプルでなければならず、この津山市の政策は事業者にとって、そして公的施設を税金の無駄なく低コストで最大限有効活用するにはとても理に適ったものでした。
そして、ここから急ピッチにプロジェクトがスタートしていきます。
※1 「津山市公共施設等の利活用に関する民間提案制度」
遊休化した公共施設を利活用するなど、民間事業者の自由な発想により、収益性のある公共サービスに転換することで、地域活性や賑わいをもたらす公民連携を事業化する制度
ヒトトゴハン
沼本 吉生
https://cocomaniwa.com/maniwabito-003/
https://hitotogohan.co.jp/