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【今まで届かなかった場所へ】パラオとイルカの魅力を届けたい

【NEXTゴール挑戦中!】昨年より観光収入がゼロになった南国パラオのイルカ施設。この一年、観光に依存しないイルカ施設の在り方を考え続けてきました。今私たちが提供できる価値を「オンライン」でお届けするこのプロジェクト。今まで届けることが難しかった方にも、イルカとパラオの魅力を届けます。

現在の支援総額

2,593,000

259%

目標金額は1,000,000円

支援者数

219

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/05/21に募集を開始し、 219人の支援により 2,593,000円の資金を集め、 2021/06/15に募集を終了しました

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現在の支援総額

2,593,000

259%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数219

このプロジェクトは、2021/05/21に募集を開始し、 219人の支援により 2,593,000円の資金を集め、 2021/06/15に募集を終了しました

【NEXTゴール挑戦中!】昨年より観光収入がゼロになった南国パラオのイルカ施設。この一年、観光に依存しないイルカ施設の在り方を考え続けてきました。今私たちが提供できる価値を「オンライン」でお届けするこのプロジェクト。今まで届けることが難しかった方にも、イルカとパラオの魅力を届けます。

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今から15年前、私は初めてパラオのDolphins Pacificへやって来ました。トレーナーとしてではなく、研修生としてです。

初めて施設を訪れ、Dolphins Pacificのイルカたちを見たとき、私は衝撃を受けました。


抜群の透明度の海。水深8mあっても海底までくっきりと見え、自然の珊瑚と魚に溢れた海。そこを悠々と楽しそうに泳ぐイルカたちの姿。まるで異世界に来たような感覚でした。


でも、そのすべてが現実で…
こんな環境の中でイルカと遊べるんだ!と、衝撃を受けたのです。


初めて訪れたその日に、私はこの施設に一目惚れしました。


施設の環境だけでなく、もちろん生き生きとしたイルカの様子や、トレーナーの仕事ぶりにも衝撃を受けました。トレーナーの姿を見るや否や、バシャバシャと水しぶきを上げながら、嬉しそうに楽しそうについていくイルカたち。


そして、そのイルカたちと近すぎず遠すぎず、適切な距離感で関わりを持つトレーナーたち。

トレーニングを理論的に学ぶ事で、イルカたちを理解し、信頼関係を築き、言葉が通じなくてもイルカと通じ合えている関係性。そんなトレーナーの姿に尊敬の念と、憧れを抱いた当時を、今でも鮮明に覚えています。


大学時代にイルカセラピーについて学んでいた私は、イルカに携わる仕事に興味は持っていましたが、どこか自分に自信がなく、ずっと「自分には海外で働くなんて、ましてやドルフィントレーナーという仕事なんて無理だ」と思っていました。


Dolphins Pacificの研修プログラムに参加した理由は「本当にイルカに携わる仕事を目指すのか、それとも他の道を歩むのか」自分の中で答えを見つけるためでした。


・・・


ある日、研修生としてDolphins Pacificのイルカふれあいプログラムを見学させてもらっているときに、私の横には憧れのトレーナーさんが座っていました。


「ななちゃんは、トレーナーになりたいの?」と、そのトレーナーさんは私に聞きました。


わたしは、こう答えました。

「大学時代にイルカの飼育も経験させてもらいましたが、当時任されたイルカは全然思うようにトレーニングが進まず、落ち込む日々でした。私、きっとトレーナーに向いていないのだと思います。でも…イルカのことは、すごく、好きです。自分には無理だと思うけど…でも、本当は…イルカに関わっていたいです…」


そう言いながら、気づくとなぜかポロポロ涙がこぼれていました。


今思えば、イルカが好きで関わっていたいけれど、きっと自分には出来っこない、という悔し涙だったのだと思います。

突然おかしなタイミングで泣き始めた私に、そのトレーナーさんは、思いがけない言葉をかけてくれました。


「うちな、そうゆうタイプの人ほど、トレーナーに向いてると思うねん。」


その時の、座っていた場所も、座っていた並びも、驚きと安心が入り混じった感情も、すべて正確に覚えています。

そしてそれが、私が今ここDolphins Pacificにいるきっかけとなった、大事なターニングポイントです。


その後私は滞在期間を延長し、ボランティアスタッフとして、ゲストケアや障がいをお持ちの方のプログラムにも関わらせて頂きました。


その中で、ますますパラオという国、そしてDolphins Pacificに惹かれていきました。この大自然の中で、障がいをお持ちの方も、無理なく自分のペースでイルカとの触れ合いを楽しみ、笑顔になっている。


「誰もが楽しめる施設」という基本理念どおり、老若男女・障がいの有無を問わず、世界中から訪れるたくさんの人を笑顔にしている。


そんな場面を目にするうち、私の中で自信のなさよりも、ついに「ここで働きたい!イルカと人を繋ぐ仕事がしたい!」という気持ちが勝ったのです。


・・・


あれから15年経った今、私はDolphins Pacificのドルフィントレーナーとして働いています。

障がいをお持ちの方も無理なく楽しめるプライベートプログラムの担当をしています。


「なぜ15年もここにいるのか。」

ただただシンプルに、この場所が、この仕事が好きなのだと思います。


今でも、ふとした瞬間に思うことがあります。

「パラオのこの大自然の中にイルカがいるって、奇跡だな」と。世界中のどこの施設よりも誇れるこのパラオの環境と、ポテンシャルの高さ。まだまだ、できることが沢山あると思うのです。


だから、私はこの施設を後世に残したいと切望しています。Dolphins Pacificを通してまだまだたくさんの方に笑顔になって頂くことが出来ると思います。


一度無くした奇跡は、きっと二度と取り戻すことは出来ません。
だから、私はパラオのイルカたちを、そしてDolphins Pacificを守りたいと思っています。


ここにしか、出来ないことがあると信じています。


・・・


イルカたちを守り、施設を存続させるため、クラウドファンディングに挑戦しています。

(※6/15(火)23:59まで)

残りわずかな期間しかありませんが、少しでも多くの方々からのご支援を最後まで募っております。


パラオとイルカの魅力を通して、誰かを笑顔にするために。

「誰もが楽しめる」の原点に立ち返り、私たちはこれからも挑戦を続けます。


イルカたち私達にとって家族のような存在です。皆様、どうか私たちの想いに、お力添えを頂ければ幸いです。

ご支援・ご協力のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。


2021年6月15日

Dolphins Pacific

宮崎 ななこ


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