2011年、石巻に5日間のボランティアのつもりが.....あれれ? 5日じゃなくて"いつか" になっていた実行委員のひろみっちです。
『10年の幸福写真』の写真展では沢山の方々にお越しいただきありがとうございました。開催を終え1ヶ月ちょっと経ちましたが、未だにあの心地よい余韻がよみがえってきます♡
あの写真展はまさに会場に来てくださった皆様や、遠くから応援してくださってる皆様で作り上げたものだったな〜と会場にいて実感しました。
一枚の写真にはそれぞれのストーリーがあって、同じ写真でも一人一人違う思い出があったりと、一枚の写真の重みを感じることもできました。
思い返せば、あれは2011年7月。
災害ボランティアで雄勝地区方面へ避難所から仮設住宅へのお引っ越しのお手伝いに行った時のこと。
お引越しが終わった後にボランティア仲間と海沿いへ行きました。
そこで一人の男性と出逢いました。
震災当時のお話を聞かせていただいていたら「ちょっと待ってろ」と海の幸の試食をさせてもらうことに。
神奈川県出身の私にとって生まれて初めてみた
「ホヤ」
漁師さんはニコニコしながら
「これは海のパイナップルっていってなぁ〜…」
なんていいながら嬉しそうに紹介をしてくれる。
さてさてどんな味なんだろう…
『え!!何これ??食べ物????
のみ込むのもイヤなんだけど.......(心の声)』
というのが本心で、「おいしい〜!」なんて言いつつも、仲間達と残りを譲り合っていたのを今でも覚えてます(笑)(どうやら周りの仲間達も同じ思いだったようで…)
私とホヤの出逢いはこんなスタートから♡
今では食べれるし「あの時、なんでイヤだったんだろう!?」と、思うほど好きです。でもあの時はとにかく衝撃的な出来事だったことは間違いなかったです。
そんな衝撃的な日を写真で収めてくれていたのが慶祐さん。この写真のおかげであの日のことが更に鮮明によみがえりました。
そして10年が経ち、今回の写真展がキッカケで、なんと偶然にも!知人がこの時の漁師さんを知っていることが分かったんです。お陰で飾られていた写真と私の『ホヤ』のエピソードとを人づてに漁師さんご家族に届けてもらうことができました。
あの日のウソは今だからもう時効.......だよね!?
きっと天国から漁師さんも笑って許してくれてることでしょう(笑)
ご家族も「いつの間に!?こんな写真があったんだ。」ととても喜んでくれたそうです。
そして今回、私たちが制作する写真集。
「わざわざ撮る」っていうワードを写真展の前から慶祐さんがよく発していて、チラシやポスターにも使ったこの実行委員の集合写真もわざわざみんなの予定を合わせて撮りました。
この「わざわざ」が日が経つにつれて深みを増すことを実感しています!!たった数ヶ月前のことなのにこんな風に思えるのだから、きっと、5年後10年後なんて......
今はこの時しかないから。
大切な人と一緒に思い出を作ってみませんか?
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どうぞ宜しくお願いいたします。
元気100% 野中宏美