人生で最初で最後であろう、このクラウドファンディング。本日23時59分(日にちを設定すると、自動的にこの時間までとなる仕組みです)で終了となります。
たしか、スタートからの支援期間は、75日間。長ければいいというものじゃないと言われながらも、文章と同じで短くすることもせずの長丁場でしたが、この間、公私共にいろいろあったのは、何も私だけではなく、ご支援してくださった方、見守ってくださった方、他にもこの世に生きているすべての人が、私なんかよりも、もっといろいろなことや思いを積み重ねて今を生きておられることでしょう。
人として大事な、互いが互いを思いやることさえも、どうしてこれほど躊躇したり、遠慮したり、正々堂々と対話することもはばかられ、他者の言動に不要に心揺さぶられ、何がなんだか、いまだ整理のつかない気持ちが散らかったまま、そんな中をかいくぐって日々の暮らしが営まれていくことは、まだしばらく続くのでしょうか。
そんな中、ご縁をいただいた皆様に、大したことは何もできませんが、本当に小さな、ささやかな、つつましやかな農家のおもてなし(とも言えないくらいの)心ばかりのなにかをさせてもらえるとうれしいと思って始めた当初の気持ちは、終わりのご挨拶の、今この時も変わりません。
写真は、先週末、農協の農機具展示会で見つけて注文しておいて昨日届いた、刃研ぎの機械。
いままで、草刈り機の刃が切れなくなってくると、新しい刃に交換していたのですが、この機械で刃を研げば、再び切れ味がよみがえるというものです。
金メダルのように輝く、ダイヤモンド砥石に、なんだか自分のようにあちこちサビてきて、使い物にならなくなっていたチップソーを、ほんの1.2秒当てて、鈍ったところを磨き、次の刃に位置を送ってはまた磨く。そうして1周全部磨き、切れ味が戻ったところで刈り払い機に付けて雑草を刈ります。
身に着けるダイヤモンドは持っておりませんが、これで自分の心身も磨ければどれほどいいか・・。
販売員さんに「1か所だけ削りすぎるとバランスが崩れて、回した時に全体が揺れて草が刈りにくいから、みんな同じくらいの加減でやってな。」と言われました。
あちらを立てればこちらが立たず。の、今のご時世のようで、すべてを公平に、平等に、均等に、磨くのは大事なことだと、この刃研ぎ機に教えてもらった気分です。
皆様の社会の役割りや、担うお仕事、家族の関り、子育て、教育、暮らし、経済、その他様々な仕組みが、バランスよくなるべく揺れの少ないように、回っていくことを祈りつつ、クラウドファンディングに関わってくださった全ての皆様に感謝と敬意を払いつつ、そして、きっとこれまでも、これからも、至らぬところがあちこちあるであろう
里山が美しい愛知県美浜町で暮らすように過ごすキャンプ!農家のおもてなし届けます!
に、あたたかなご支援、お気持ちを寄せていただいたことに、心から感謝をして、最終日のお礼とさせていただきます。(いつものように、きちんとお礼にもなってなくて申し訳ありません)
季の野の台所 森川 光男 美保