奄美大島での草船ワークショップは、大盛況のまま終了しました!
当日は、新聞社の取材も入って、新聞に掲載されたり。奄美大島のドローン職人の方が撮影に来てくれて、動画で撮影もしていただけました。
まずは、ドローンでの映像を見ていただけたらと思います!
当日の雰囲気を楽しんでもらえましたか?
ワークショップは1日目は、降水確率90%!
前日までは、「これ、大丈夫かな?」と心配していましたが、ワークショップ中は晴れ間が見えて、ビーチで草船作りができました!
まず、講師の石川仁さんから、葦船(草船)ってどんなものなのか?なぜ、葦船(草船)を作るのか?過去の冒険を交えながら解説してもらいました。
講師の仁さんは、大学時代に一人でサハラ砂漠を3000キロ歩くという命がけの冒険を体験して、人生観に大きな変化を受け、命というものについて真剣に考えるようになったそうです。
そこから、草船という草を束ねて縛っただけの太古の船と出会い、その船にある意義を見出しました。それは、「草船は命のタイムカプセルだ」というものです。
現地の草で作った船には、その地の植物や微生物、虫などが入り込んでいます。また、海を航海するうちに、海の生き物たちも潜り込み、草船は多くの命が集まるカプセルに。
そのカプセル(草船)は、人工的な操縦がほぼ不可能で、波と風だけの自然の力によって海を渡り、どこかの島へ運命的にたどり着く。そして、たどり着いた島に船の中の生き物たちが住み始めることで、新しい生態系が生まれる。
とてもロマンのある話ですよね。
この話を聞いてテンションが上がった状態から、ワークショップがスタート。
徳之島で刈り取った約200キロのススキを、束ねて縛って、組み合わせて、どんどん船を作り上げていきます。
ススキを束ねたり縛っていると小さな虫たちがポロポロと出てきて、仁さんの話していた命の話が現実の出来事なんだ!と大盛り上がり。
たくさんの生き物たちと出会いながら、船は1日かけてほぼ完成しました。
夜はビーチ近くでバーベキューをやって、草船の話や、参加者それぞれの話で夜まで大盛り上がり。キレイな星空を見ながら、夜の海で泳ぐ人も。
そして迎えた2日目は、時々雨がザーっと降ったりしましたが、基本的に晴れ間が見えてビーチで草船を完成させることができました!
完成した草船は、ススキでできてるとは思えないほど、カッコよくて、でかくて、パワーの溢れる船になりました。大人なら2人、子供なら4~5人くらい乗れるサイズです。
奄美で生まれた草船は「アマミコ」と名付けられ、ついに海の中へ!
参加者30名以上が、交換交換で乗り回して最高のクライマックスを迎えることができました。草船アマミコは、現在も奄美大島の笠利町にある「奄美海族塾」で保管されています。
ぜひ、機会があれば見に行ってください。人数がいれば、試乗体験もできます。試乗の際は、事前に確認をとるようにしてくださいね!
大人も乗れる草の船を、道端のススキで作ってしまうというイベントは、子どもだけじゃなく、大人も本気で楽しめる企画になったと思います。
今回のイベント成功は、支援者してくださったあなたのご協力がなければありえませんでした。
本当にありがとうございます!おかげさまで、たくさんの笑顔と思い出を生み出すことができました。
重ねて感謝致します。