クラファンページを読んだ方から寄せられた質問とその回答を、プロジェクト参加されているみなさんにもお伝えさせていただきます。
ー親に相談しなくても買えるようになってしまったら、親が子どもの状況を把握できないんじゃないか
まず、大前提ですが、どんな価格設定にしても親に不安な性行為の経験について相談できない人はいます。
現在も、親に相談することができないために避妊薬を購入することを諦めたり、友人からお金を集めたり、相談せずに親の財布からお金を抜き取ったりして、親に相談しないで薬を購入する選択をしている子たちが一定数います。
そして、「その子が 誰にカミングアウトするかと そのタイミングは、自分で選択できる環境であるべき」だと私は考えています。
確かに親の立場からしたら、「そういう不安な状況なら相談してほしい」と思うかもしれませんが、そのような気持ちを持っている方であれば、普段から子どもに「不安なことがあったら相談してね」と伝えることができると思います。その場合、さほどこの問題について心配する必要はないと思います。
一方で、親と子が相談しやすい関係を築けていない場合、子どもが「怒られるかも…」と悩んでいたり、親から虐待を受けていて、そもそもそんな話をする選択肢がなかったり、性行為(性被害)の相手が親族や兄弟だった場合も親に「すぐに」相談することはかなり難しいことが考えられます。
早ければ早いほど避妊効果が高いという特徴が緊急避妊薬にはあります。つまり、その子の体を守るためには、一刻も早く緊急避妊薬を飲むべきなのですが、「親」に話すことを必須にしていると服薬をそもそも諦めてしまう子がいるのです。
繰り返しますが、「その子が 誰にカミングアウトするかと そのタイミングは、自分で選択できる環境であるべき」と、思っています。