「夜の果樹園」発、長く愛されるフルーツ商品を世に出したい!!
▶ごあいさつ
はじめまして。「夜の果樹園実行委員会」代表の熊坂仁美(くまさかひとみ)と申します。2011年の東日本大震災のあと、生まれ育ったふるさと福島市にUターンし、3年前から仲間と一緒に果樹園さんのご協力のもと、果物畑をライトアップする「夜の果樹園」という集客イベントを行っています。
福島市は、桃・なし・リンゴ・サクランボ・ブドウ・柿など四季折々の果物が生産され、とりわけ「桃」は全国2位、中でもさわやかな甘みと固めの果肉が特徴の「あかつき」は福島のオリジナル品種として不動の人気です。
▶「フルーツ王国」をもっと知っていただくために
果物の種類の豊富さと品質の高さから「フルーツ王国」と名乗っていますが、宣伝不足からか、残念ながら全国的にはそこまで認知されていないことがこれまでの課題でした。
そこで、福島の「フルーツ王国」らしさをアピールしようと2018年から観光農園(まるせい果樹園)の一角で始まったのが「夜の果樹園」です。夏は桃、秋はリンゴの年2回行うライトアップイベントで、フルーツをお洒落に飾り付けしたり、会場内に作られた果樹園バーで特別ドリンクを楽しんでいただいたりなど、毎年バージョンアップさせてきました。
地域の皆さんのご協力を得て、これまでたくさんの方に楽しんでいただき、昨年は特にインスタグラマーの皆さんに注目されたりと、SNS上でもだんだん知られるようになりました。
2020年は合計10日間という、これまでにない日数で開催することができました。
▶年間を通じて販売できる「フルーツ商品」を作りたい!
来場者には大好評のイベントですが、大きな課題がありました。
それは、LEDの電池代や、ライトを取り付ける人件費などコストのかかる野外でのイベントのため、一年に10日程度の開催だけでは採算が取れないということです。日数を増やしたくても、果樹園さんは通常営業を行っているため、畑を占有してしまうイベントは10日がほぼ限度に近いのです。
地域づくりイベントということで、これまでは自治体や国の補助もいただきながらなんとか運営してきましたが、このままずっと自立ができない状況では、本当の意味で地域づくりに役立っているとは言えません。
そこで考えたのが、年間を通して福島のフルーツを楽しんでいただき、なおかつ地域に利益をもたらすことができる「オリジナル商品」づくりです。
これを夜の果樹園の通販サイトで販売することで、果樹農家さんのお役に立ちながら、持続可能なイベントとして自立の道を開いていきたいのです。
福島の美味しくて新鮮なフルーツを使い、全国配送に耐えられるだけの日持ちがし、できれば機能性もある。そんな商品はないだろうか。。。
そこで思い浮かんだのが、こけしで有名な「土湯温泉」にあるお洒落なホステル「YUMORI」に行った際、お風呂上がりに飲んだ、すばらしく美味しいフルーツ甘酒でした。
▶歴史ある湯治場から生まれた「美しくなる糀=美糀(びこうじ)」
国立公園内にある福島市の土湯温泉郷は、湯治場として587年の歴史がある山間の温泉地です。
YUMORIの姉妹館にあたる老舗旅館「山水荘」では、渡邉和裕社長の発案で、免疫力を上げる発酵食品の効果に早くから着目、研究を重ねてきました。
2019年にオープンしたYUMORIには「糀工房」が併設されており、女性や若い層に向けた、糀を使った甘酒ドリンクの開発を行ってきました。
一言で「甘酒」と言ってもいろいろあります。酒粕をお湯に溶かして砂糖を入れて作る酒粕甘酒、そして麹と米を発酵させて作る麹甘酒と、作り方も二種類あります。そして同じ麹甘酒でも、使用する米や麹のタイプによって出来映えが変わります。特に発酵の進行を握る麹は重要な役割を果たします。
YUMORI麹工房では、いろいろな麹で試作した結果、福島県本宮市の糀専門店「糀和田屋(こうじわだや)」製のものを採用しています。
そして2020年に生まれたのが「美しくなる糀」という意味の「美糀(びこうじ)甘酒」です。YUMORIではこれを併設のカフェラウンジで販売しています。
▶︎フルーツと相性がいい甘酒で新商品を
一口飲んで美糀甘酒のすっきりした美味しさに虜になった私は、土湯温泉に行くたびに注文し、人にも勧めてきました。美糀甘酒はフルーツ味や抹茶味、小豆味など8種類ほどありますが、とりわけレモンやベリーなど、フルーツとの相性が抜群にいいのです。
この美糀甘酒をベースに、地産の桃やリンゴなどを使い、砂糖を加えず甘酒だけの自然な甘みで作ったら、美味しくて身体にいいドリンクになるはず。そして産地ならではの強みを活かし、果樹園直送の朝どりのフルーツを使えばさらに良いものになります。
これはイケる。そう確信した私はYUMORIのマネージャー、渡邉 萌さんに「福島だからできる、美味しくて腸活効果の高いドリンクを一緒に作りませんか」と持ちかけてみました。すぐに快諾をいただき、「夜の果樹園」×「YUMORI」コラボで商品開発を進めることになりました。
▶「腸活」の鍵を握る二つの食品を一つに
おりしもコロナの影響で、腸内環境を整え免疫力を上げる「腸活」という言葉が大きく関心を持たれるようになりました。実は私自身も昨年身体を壊して入院を繰り返したこともあって人一倍「腸活」には関心があり、関連書籍を読みあさっていました。
書籍によって若干違いがありますが、どの書籍でも共通しているのが、腸内環境を整える2つの食品です。ひとつは悪玉菌の増殖を抑える「発酵食品」、もうひとつは善玉菌の餌となり腸内フローラを整える「水溶性食物繊維」。この二つを一度に取り入れることができる商品を目指しました。
▶フルーツ&野菜の相性を確認する地道な作業から
商品開発チームは合わせて5名。私を含め夜の果樹園チームはりんごをたっぷり使った「お酒に合うアップルパイ」など産品を使っての商品開発は経験があり、得意とするところです。YUMORIチームは糀工房の代表・中村千穂さんが中心となり、桃、リンゴをはじめとして、キーウィ、柿、ブドウ、イチゴなど、相性を見るためになるべくたくさんのフルーツを集めて試作を行いました。腸活を考えるとフルーツに留まらず、福島の新鮮な野菜も素材として考えてみました。野菜との相性、そしてフルーツと野菜の組み合わせも確認しようということで、試作品はどんどん増えていきました。
その結果、意外なものが甘酒に合う、あるいは期待していたほど合わないなど新たな発見の連続でした。野菜によってはフルーツより相性が良かったり、発色がいいものと悪いものに分かれるなど、地道な作業でしたが大きな収穫がありました。
この商品を特に飲んでいただきたいのは、美と健康に敏感な女性の皆さんです。そこで、定期的にワークショップ形式で試食会を開き、味の感想やどんなシーンで飲みたいかなど、女性の意見を取り入れていきました。
▶活きたまま酵素を届けるため「加熱処理をしない」選択
参加者の活発なご意見のおかげで方向性はだんだん決まっていきましたが、商品をどんな形(温度)で提供するかという大きな課題がありました。発酵によって生み出された酵素は60度で死滅すると言われます。その酵素を活かし、なおかつ日持ちさせるためには、加熱処理をせず、「生」のまま冷凍という形がベストだという結論に達しました。日本酒で言えば火入れをしない「生酒」の状態です。
それを、チャック付きの透明なポリ袋に入れて冷凍状態でお届けし、飲む際には室温に置いて解凍、または手のひらで揉み込むことによってシャーベット状にして飲んでいただく形です。果物や野菜と合わせた甘酒の場合、低めの温度のほうがより飲みやすく、美味しく感じるという利点もあります。
▶ツートーンのカラフルな甘酒に!
そして、色をきれいに出すために、最初はあえて甘酒と混ぜずに二層にして素材の鮮やかな色を楽しんでいただき、飲む直前に混ぜていただくスタイルにしました。さらに、イチゴやトマトなどは素材をごろっと入れて、潰しながら食べていただくクラッシュタイプも考案しました。
気づけば、これまで誰も見たことのない形の甘酒ができあがろうとしていました。今の時点ですでに、甘酒のやさしく自然な甘みと素材の新鮮さが際立つ、自信を持ってオススメできる美味しい腸活ドリンクに仕上がっています。
▶甘酒のネガティブイメージに驚く
ありがたいことに、試食のたび「美味しい」「飲みやすい」「これなら毎日飲みたい」など、たくさんの高評価をいただきました。様々な意見をいただきましたが、驚いたのはたくさんの方から「甘酒のイメージが変わった」という言葉を頂戴したことです。
甘酒好きな私たちは気づかなかったのですが、「甘酒は苦手だった」という方がたくさんいらっしゃったのです。あるグループでは、ほぼ全員が「甘酒は苦手」に手を上げていました。甘すぎる、後味が悪いなど、過去のネガティブな甘酒体験が尾を引いているようでした。
先ほどご説明したように、甘酒には二つの作り方があります。よく伺ってみると、酒粕を薄めて砂糖を入れて作る製法の甘酒で苦手意識がついてしまっている方が多いことがわかりました。美糀甘酒は酒粕ベースではなく、米麹を発酵させて作るものなので、酒粕独特の臭みはなく砂糖も使わない健康的な発酵食品そのものです。
にもかかわらず、同じ発酵食品であるヨーグルトのヘルシーなイメージと比べると、甘酒はかなり分が悪いと言わざるを得ません。
見た目も味も今までにないこの商品を完成させ、世に出すことによって、甘酒のネガティブなイメージを塗り替え、昔から日本人の免疫力の下支えになってきた甘酒を広めていくことも私たちの大事な役割なのだと感じました。
▶︎家族に飲ませたい甘酒
うれしかったのは「朝に飲みたい」と言って下さる方が多かったこと。これはまさに私たちが狙っていたことで、朝食の際にスムージーを飲む感覚で飲んでいただき、その日一日を元気に過ごしていただきたいのです。
また、「娘に飲ませたい、この味なら好きだと思う」「父にセットでプレゼントしたい」といった、ご家族の健康を思ってのコメントも多かったことがとてもうれしかったです。
▶夜の果樹園で腸活を
開発した商品は、通販サイトを通じて全国に販売していきますが、もちろん夜の果樹園のスペシャルドリンクとして「桃の美糀甘酒」「リンゴの美糀甘酒」を会場でお出ししたいと考えています。
これまで「果樹園バー」ではお酒が中心で、ソフトドリンクは生ジュースが人気でしたが、それに加えてこの新しい腸活ドリンクをお出しします。特に暑い夏の桃の時期は、半分凍った冷たい桃の美糀は最高に美味しいはず。お酒が飲める方にも飲めない方にも喜んでいただけるものと確信しています。
▶応援していただいたお金の使いみち
現在のところ、商品開発も大詰めに入り、味や配合の最終調整を行います。そして種類を絞り込み、パッケージや価格を決定するなどの段階に入ろうとしています。
皆様から応援していただいたお金は、商品のクオリティをさらに上げるため、新鮮な果物や野菜を瞬間冷凍ができる冷凍庫や、長く愛される商品にするためのロゴやパッケージデザイン、通販サイトの整備、たくさんのご注文にもお応えできる生産体制づくりなど、皆様に最終商品としてよりよくお届けするための用途に使わせていただきます。
▶リターンのご紹介
応援してくださる皆様のご関心に合わせてお選びいただけるよう、リターンはたくさんご用意させていただきました。詳細はリターンの欄をご覧いただくとして、ここでは補足の説明をさせてください。
リターンは大きく5種類に分かれます。
1,「とにかく応援」のプラン
1000円で2プランご用意しています。また、法人様向けにはリターン豊富な30000円プランもございます。ぜひ、美糀甘酒および夜の果樹園をご支援ください。
2, 美糀甘酒をいち早くお届けするプラン
美糀甘酒を飲んでみたい!という方のために、一般発売に先駆けてセットにてお送りいたします。5個入り3000円でご提供します。
2月末時点での内容は、プレーン甘酒、試食会で大人気だった黒米(古代米)を使った甘酒、そしてフルーツはキーウィ、いちごなど季節のフルーツ、および人気のレモンやブルーベリーから2種。そして野菜でダントツ人気だった人参とリンゴのフルーツ&ベジミックスです。繊維質たっぷりの人参、そしてリンゴはフルーツの中でも腸活効果の高いことで知られていますので、この組み合わせは最強なのです。
内容に関してはこれから最終調整を行いますので、このサイトやSNSなどで随時お知らせし、決定したらお知らせをいたします。
3,「夜の果樹園2021桃」に参加していただくプラン
人気イベント「夜の果樹園」は、特に土日は予約がすぐに埋まってしまいます。必ずご参加できるペアの参加権に加え、「桃のアソートセット」もご自宅にお送りいたします。
4,「福島のフルーツ定期便」をお送りするプラン
忘れた頃に旬のフルーツが果樹園から自宅に届く、フルーツ王国福島ならではの大人気の定期便。お送りする回数とフルーツによって3つの価格帯をご用意しています。さらに、すべてのプランに「夜の果樹園2021桃」の参加権(1名様分)がついています。
5,「夜の果樹園2021桃」貸切プラン
夜の果樹園でイベントやパーティをしたい、撮影をしたい、という団体様は、ぜひこのプランをお選びください。使い方によっては大変お得なプランとなります。
▶今後のスケジュールについて
商品販売とリターンに関して、以下のスケジュールを予定しています。若干のズレが生じる場合もありますが、その際にはすみやかにお知らせをいたします。
2021年3月中旬 クラウドファンディング終了
2021年3月下旬 商品最終調整
2021年4月上旬 専用ホームページ開設
2021年4月中旬 販売予約開始
2021年4月中旬 一部リターン発送開始
2021年5月上旬 美糀甘酒リターン発送開始
2021年5月中旬 商品第一弾 販売開始
2021年8月 「夜の果樹園2021桃」開催(日程が決まり次第お知らせいたします)
2021年6月〜12月 フルーツ定期便発送
▶最後に
ここまで、長々とおつきあいありがとうございます。
私たちの長年の願いだった福島の新鮮なフルーツを使った商品、それも今求められる腸活ドリンクという形で、商品化あと一歩というところまできました。
購入いただく皆様、地元の生産者さん、それを提供する私たちの「三方よし」となり、「夜の果樹園」が地域に根付く持続可能なイベントとなることが私たちの目指すところです。
そして願わくば福島市の新しい名産品となって「フルーツ王国ふくしま」の魅力をたくさんの皆様と共有できたらと思っています。
新しい腸活ドリンク「美糀甘酒」を世に出すため、どうかお力をお貸しください。
どうぞよろしくお願いいたします。
夜の果樹園実行委員会一同
▶本件に関するお問合せ先
夜の果樹園実行委員会事務局(株式会社ぶらっとWeb放送内)
Tel: 024-597-7381(10:00~19:00)
E-mail: morito@blattotv.com
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る【お詫び】腸活ドリンク発売が7月になります。
2021/04/20 13:05こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
最終調整に向けてミーティングを開催しました。
2021/03/11 12:54クラウドファンディング終了まであと少し。たくさんご支援いただきありがとうございます!3月10日、YUMORIにて開発チーム6名全員が揃いミーティングを行いました。今回は役所関係の届け出と、商品の厚みを協議。フローズン商品のため、あまり厚みがあると解凍がしにくいということがわかりました。最初の試作よりもだいぶ薄めにすると、冷凍庫から出してあまり置かずに飲むことができます。また、ネーミングも(まだオープンにできませんか)ほぼ決定となりました。皆様のお手元にお届けするのが私たちも楽しみです。引き続きよろしくお願いいたします。 もっと見る
商品名の検討会
2021/03/05 12:26おかげさまで毎日ご支援いただいております。本当にありがとうございます!今、チームの頭を悩ませているのがネーミング。商品名は、仮に「美糀甘酒」とさせていただいていますが、まだ最終決定ではありません。チーム全員の意見として、できれば「甘酒」という言葉を使わないようにしたいと考えています。「私は甘酒が苦手なので(麹発酵の甘酒をぜひお試しを!)」「私はお酒が飲めないので(甘酒はノンアルコールです!)」というように、「甘酒」苦手意識や誤解されている方が本当に多いのです。先日はひな祭りでしたが、そういえば昔、ひな祭りに母に甘酒を飲まされ、「美味しくないな・・・」と思っていたことを思い出しました。かくいう私も甘酒が苦手だったのです。麹発酵の美味しい甘酒に出会うまでは。ではそれに変わる名前は・・・いろんな意見が出ましたが、まとまらず。でものんびりもしてられません。クラウドファンディングが終了するまでには決定したいと思います。こんなのが良いのでは?というアイデアがもしお持ちでしたら、ぜひ、コメントでお知らせください。 もっと見る
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