本日は、”女性のための漢方”篇をお届けいたします♩
「なんか漢方が良いって聞いて」
漢方外来で最も多いのがこう言って来院する少しふっくらした女性。仕事終わりに足がむくんで冷え性。天気が悪い日には頭痛があり、生理痛で鎮痛薬を飲むことが多い。舌を視るとむくんで周りに歯の跡がつき、首と足首のツボを指圧すると激しく痛みを覚える。
これは、日本人女性に最も多いパターン「水毒」と言われる水分の調整不良だ。このタイプはもれなく、「太っている」と言うが、実際には太っているのではなくむくんでいるだけ。
かつて島根大学教育学部に通学していたタレントの藤原しおりさん(旧芸名:ブルゾンちえみ)も上記の理由を話していたが、この考えは実に正しい。三陰交(鍼灸医学のつぼ(経穴)の一つ。内くるぶしから、手の指4本分上がったところ。3本の陰の経絡が交わっている。)と言う、冷え・むくみに効くツボを教えて、水をさばく五苓散(17)を処方するとスッと絞れていく。そうこうしている内に頭痛や肩こり、手足の冷えやむくみが楽になり、鎮痛薬を飲まなくなる。
女性は年齢を重ねるにつれて、肌のシミから乾燥が気になるようになり、手足の冷え・むくみは痺れと痛みに変わっていく。ヒトは加齢と共に乾いていくものだ。乾いた女性に人参栄養湯(108)を処方して潤してあげると、手足の痺れが楽になるだけでなく、皮膚の痒みもおさまってくる。
このように1つの治療でいろいろな症状がよくなることを「異病同治」という。漢方薬を購入し、効能効果をみるといろいろな症状が書かれており、よく分からない。
先人はヒトの症候にパターンがあることを見つけ、それぞれに合った漢方薬を作ってきた。改良を繰り返した結果、今日では様々な漢方薬が現存している。
すべての漢方薬は多彩な症状に対して葛根湯のように広く応用できる。
漢方の世界を知って、毎日の体調管理に役立てて欲しい。
(出雲漢方マニュアル -漢方薬の飲ませ方、効かせ方。一部引用)
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広報・PR担当 吉田