漢方の診療
漢方医学の診療の基本は《望・聞・問・切》である。ここで望診とは、患者さんの様子を外観し、例えば、顔色・体格・歩き方等、様々な特徴を捉え、その病状を察知する診察法である。かつて昭和の初め、まだ昔ながらの”名医”が残っていた頃、ズラリと列を成す患者が、自分の順番がきて、その名医の前まで歩いてゆくと、もうその時には、その患者の病状がわかっており、適切な治療が行われてた、という伝説がある。現在、我々が診察室に入ってゆくと、大抵の場合、「どうしましたか?」と問われる。それは一種の”挨拶”の常套文句かも知れないが、本当にそのように問うているとしたら、それは正しいあり方とは言えない。そこですぐに治療に入ってしまうのは、やはりいささか問題であるが、先ずは望診して患者の病態の見当を付け、更に診察そして必要に応じて検査が行われる、というのが____考えて見れば、極めて当然のことながら____あるべき姿なのではないだろうか。
中国医学と日本漢方 -医学思想の立場から-舘野正美著(岩波現代全書)一部引用
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本日は、仕事終わりにリフレクションをして、記事を書いております。
師から、全ては患者さんから学ぶ。と教えられました。
昨日より今日。今日より明日。
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広報・PR担当 吉田